励ましの時間�� ページ4
カルマは俺に真剣な表情を向け······
「俺とAちゃんはどういう関係？」
『はぁ？』
謎の質問をしてきた。
『突然、なんだよ······今はそんなことを答えている暇は──』
「答えて。答えないと皆の前で公開ディープキスするよ」
(((こんなとこでやめろ！！)))
『なんの罰ゲームだよ！！』
お前はイリーナ先生かよ。
つーか、俺のファーストキスが公開ディープキスなのは勘弁してほしい。
こっちにだって覚悟とか羞恥心とか色々あって······
······いや、皆はそれだったか。
「ほら、5・4・3──」
『付き合っている！！ 恋人！！ カレカノ！！』
俺は公開ディープキスが嫌で慌てて答えた。
その言葉にカルマは満足そう。
「そっ！ だから、無理に強くならなくていい。失う心配もしなくていいよ。これから先、俺がずっと隣にいるんだから」
(((カルマ、さりげなくプロポーズまがいなこと言ってる！！)))
ずっと······
「もし、Aちゃんが死んだら俺も死ぬ。逆もそう。だから、片方が1人ぼっちにはならないよ」
(((しかもかなりの重い爆弾発言してる！！)))
「それでも不安？ 俺が弱いAちゃんを嫌うと思う？」
『カルマ······』
(((いや、Aも気づけよ！！ 色々とヤバいこと言われてることに！！)))
俺は皆が軽く引いていることに気づかないままカルマの言葉を聞く。
「むしろ、Aちゃんは強い方だよ。トラウマと必死で向き合っているんだから。俺なんかあのモブおっさんにイラついて、顔面に飛び蹴り入れたくらいキレたし」
『？』
モブおっさんって誰だ？
「ほら、いつまでもウジウジ悩むのは終わり。さっさと作戦立てて、ここを脱走して、殺せんせーに会いに行くよ」
カルマはそう言って俺に手を差し出す。
「それともAちゃんは、殺せんせーが赤の他人に殺されてもいいの？」
『······んな訳あるか』
俺はカルマの手を掴み、体を起こした。
そして自分の顔をパンッと叩く。
『······よし、やるぞ！！』
「そうそう。さすがは俺が惚れたAちゃん」
『ありがとう、カルマ。おかげで元気出た』
なんか、お前には一生敵わない気がする。
「お礼はハグやキスとかでいいよ」
『いい訳あるか！！ ちょっとは周囲の目を気にしろ！！』
「てことは、2人きりならいいってこと？」
『っ〜！！』
このあと、俺がカルマをぶん殴ったのは言うまでもない。
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羽衣瑠璃(プロフ) - 雫さん» 澪さん、コメントありがとうございます。完結まで頑張ります！ (4月9日 22時) (
レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - この作品好きすぎます😭✨ 主様のペースで完結まで頑張ってください！応援してます🔥 (4月9日 20時) (レス) @page23 id: e3d32f191f (このIDを非表示/違反報告)
羽衣瑠璃(プロフ) - 明日葉さん» 明日葉さん、コメントありがとうございます。これからも時間を見つけて更新していきます！ (4月7日 22時) (レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
明日葉(プロフ) - 更新頑張ってください 応援してます！ (4月7日 21時) (レス) @page23 id: a12f4a84c4 (このIDを非表示/違反報告)
羽衣瑠璃(プロフ) - ノーレーさん» ノーレーさん、コメントありがとうございます。今週の土日辺りに投稿する予定なので楽しみに待っていてください。 (4月3日 6時) (レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羽衣瑠璃 | 作成日時：2023年8月20日 16時
