励ましの時間�� ページ3
痛みとかがないのはいいが、俺は犬か？
てか、絶対に髪ボサボサになってる。
しかも······
「Aちゃんはバカだね」
突然のことに戸惑っているとバカと言われた。
急になんだよ、こいつ······
『······バカじゃない』
「いーや、バカだね。勉強はできるけど、自分に対してはかなりのバカになるよね。Aちゃんって」
自分に対して、バカ······？
「どうせAちゃんのことだから、"大好きなカルマに迷惑をかけた"とか、"カッコいいカルマや皆が頑張っているのに、自分だけ足手まといになってる"とか、考えていたんでしょ？」
『······お前に対する評価は大間違いだけど、ほかは当たっている』
「そこは置いといて······とりあえず、今回の仕方のないことでしょ。はい、お仕置き」
『いだっ！』
カルマは俺にデコピンをしてきた。
これが意外と痛くて、別の意味で涙が出てきそう······
あまりの痛さに額を押さえてしまい、腕で塞いでいた視界が明るくなる。
視界に入ったのは······優しく笑うカルマ。
「あはは〜。髪の毛、ボッサボサだね〜」
『犯人がなに言っているんだよ、バカルマ』
「よしっ。いつものAちゃんに戻った」
『······』
進路相談の時、殺せんせーにあれだけ啖呵切っておいたのに結局過去に囚われたまま。
自分が情けない······
「あーあ。Aちゃん、またブサイクになってるよ」
『ブサイク言うな。』
「じゃあ、眉間にシワを寄せて落ち込むのはやめて」
『でも──』
「別に、Aちゃんはすべてに強くなくていいの。むしろ、ある程度弱くないと俺がなにもできないじゃん」
『······弱いままでいたくない。お前に······呆れたくない』
もう、失いたくない。
弱いままだと怖い。
カルマが、俺の前からいなくなっちゃうんじゃないかって······
『······いや、今の言葉は忘れろ』
いつの間にか女々しくなった自分の思考回路が嫌になる。
今はそんな場合じゃない。
ここをどう抜け出すのか。
殺せんせーとどう会うのか。
考えること、やることは山積みだ。
「······ねぇ、Aちゃん」
『カルマ······？』
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羽衣瑠璃(プロフ) - 雫さん» 澪さん、コメントありがとうございます。完結まで頑張ります！ (4月9日 22時) (
レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - この作品好きすぎます😭✨ 主様のペースで完結まで頑張ってください！応援してます🔥 (4月9日 20時) (レス) @page23 id: e3d32f191f (このIDを非表示/違反報告)
羽衣瑠璃(プロフ) - 明日葉さん» 明日葉さん、コメントありがとうございます。これからも時間を見つけて更新していきます！ (4月7日 22時) (レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
明日葉(プロフ) - 更新頑張ってください 応援してます！ (4月7日 21時) (レス) @page23 id: a12f4a84c4 (このIDを非表示/違反報告)
羽衣瑠璃(プロフ) - ノーレーさん» ノーレーさん、コメントありがとうございます。今週の土日辺りに投稿する予定なので楽しみに待っていてください。 (4月3日 6時) (レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羽衣瑠璃 | 作成日時：2023年8月20日 16時
