私の生徒の時間�� ページ14
ぶつかる音。
辺りに広がる煙。
今の攻撃に
でもつまりそれは、"2代目"の全力の1撃をすべて殺せんせーが食らったことを意味して······
俺たちの目の前にいた殺せんせーは······全身ボロボロだった。
「「『殺せんせー！！』」」
俺たちの悲痛な叫び声がグラウンドに響き渡った。
それを柳沢は愉快そうに笑う。
「教師の鑑だな、モルモット！！ 自分1人なら逃げれるだろうこの攻撃を······生徒を守るために正面から受けるとは！！」
『······！！』
い、やだ······
怖い······
「さぁ、"2代目"。次だ！！」
怖いのは自分が死ぬのももちろんある。
でも1番怖いのは······
「······！！」
──ズキュッ
「次！！」
殺せんせーが俺たちを守って死ぬこと······！！
「ターゲットが生徒と一緒になれば······こうなるのは当然の答えだ」
何度も俺たちの代わりに攻撃を正面から受ける殺せんせー。
「不正解だったんだよ。今夜、
「やめろ、柳沢！！ これ以上、生徒を巻き添えにするな！！ さもなくば──」
──ドガッ
柳沢を止めようと銃を向けた烏間先生。
しかし、柳沢は烏間先生ごと吹っ飛ばした。
「黙って見てろ、国家の犬。お前はもう俺にすら勝てばしない」
「······く······」
ずっと、本当は······気づいていた。
なのに俺たちは目を逸らしていた。
大丈夫だと、心のどこかで安心していたから。
でも······
「どんな気分だ！！？ だ〜い好きな先生の足手まといになって、絶望する生徒を見るのは！！」
······ああ、そうだよ。
お前はずっと
「わかったか。お前の最大の弱点は······」
わかっているよ······！！
どんなに嫌でも、認めるしかない。
殺せんせーの最大の弱点。
それは、俺ら──
「な訳ないでしょう！！」
み、耳がっ······！！
殺せんせーの叫び声に耳の奥がキーンとなる。
正直、耳を塞ぎたかった。
でも俺はそれをせず、殺せんせーの言葉を聞いた。
ちゃんと聞きたかったから。
「正解か不正解かなどの問題じゃない！！ 彼らは命がけで私を救おうとし！！ 恐ろしい強敵を倒してまでここに会いにきてくれた！！」
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羽衣瑠璃(プロフ) - 雫さん» 澪さん、コメントありがとうございます。完結まで頑張ります！ (4月9日 22時) (
レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - この作品好きすぎます😭✨ 主様のペースで完結まで頑張ってください！応援してます🔥 (4月9日 20時) (レス) @page23 id: e3d32f191f (このIDを非表示/違反報告)
羽衣瑠璃(プロフ) - 明日葉さん» 明日葉さん、コメントありがとうございます。これからも時間を見つけて更新していきます！ (4月7日 22時) (レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
明日葉(プロフ) - 更新頑張ってください 応援してます！ (4月7日 21時) (レス) @page23 id: a12f4a84c4 (このIDを非表示/違反報告)
羽衣瑠璃(プロフ) - ノーレーさん» ノーレーさん、コメントありがとうございます。今週の土日辺りに投稿する予定なので楽しみに待っていてください。 (4月3日 6時) (レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羽衣瑠璃 | 作成日時：2023年8月20日 16時
