正論の時間�� ページ48
夜、俺らはまた駐車場に集合した。
マスコミたちのせいで体調不良だっがもう時間がだいぶ経っている。
おかげで俺はいつも通りで落ち着いている。
これでなんとか皆の足手まといにはならないな。
「皆の偵察をまとめると······バリアの周囲には隙間なく見張りがいるってことだな」
「野次馬・マスコミ・テロリスト······殺せんせーと外部の接触を遮断したいのはたしかだろうね」
前原と竹林の言葉はかなり絶望的だった。
さらに竹林は続ける。
「各地の基地でさらに増援が集結の準備をしているそうだ。明日にもなれば、どうあがいてもバリアの中には入れなくなる」
つまり······
「強行突破でしょ。今夜のうちにでも」
『だよな。それしか方法はない』
「そのあとちゃんと世間に説明しよう。私たちがどんな気持ちで──」
桃花の言葉は途中で遮られた。
なぜなら俺らは一瞬で何者かに捕まったから。
side:カルマ
「〔全員、無事に保護しました。司令官〕」
突然、目隠しをされて手を拘束された。
俺はなにも見えない状態で突き飛ばされた。
まぁ、それで目隠しが外れたのは結果オーライかな。
そこにいたのは······
「〔数日ぶりだな、弱虫ボーヤ〕」
こいつら、この前矢田ちゃんに絡んでた外人たち······！！
こんな少人数で、あの一瞬で······俺ら全員を拘束してさらったのか！！
「······ここは······？」
神崎さんの言葉に偉そうな男が答えた。
「今作戦の司令本部だ。防衛省の施設をお借りしている。君たちはここで······暗殺の完了まで我々の保護下に置かれることになる」
はっ······？
「親御さんにも連絡済みだ。渦中の子供たちの安全と平穏の確保のため······とね」
「······嘘だろ？」
クソッ······
このまま殺せんせーのとこに行けないじゃん。
「わ······私たちはそれでもいいから、殺せんせーを殺すのは待ってください！！ 爆発の確率は1%以下ですよ！？ 殺す理由がないじゃないですか！！」
「子供にはわからんだろうが、1%でも100%でも、世論は殺せと言うだろうさ。大衆はね、いったん恐怖に火が点いたらもう理屈は通用しない。0%にならない限りは恐れ騒ぎ続けるだろう」
「「「······」」」
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羽衣瑠璃(プロフ) - ラララさん» ラララさん、コメントありがとうございます。そう言ってもらえるととても嬉しいです(*≧∀≦*) (8月21日 9時) (
レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
ラララ - すっごく面白くて、楽しみにしています！色々あったけどやっと付き合えて良かった〜！こんな素晴らしい物語を作ってくれてありがとうございます！(＞人＜;ｶﾝｼｬｧ~ｯ‼︎ (8月20日 22時) (レス) @page49 id: 89c659f65a (このIDを非表示/違反報告)
羽衣瑠璃(プロフ) - とまとさん» とまとさん、コメントありがとうございます。まさかのストレス解消になるとはビックリです。こちらこそ、読んでいただきありがとうございます！ (8月5日 17時) (レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
とまと - これを読むだけでストレス抜けます。夢主の性格×カルマの絡み最高です！！いつもありがとうございます！！ (8月5日 16時) (レス) @page44 id: 3865ce0038 (このIDを非表示/違反報告)
羽衣瑠璃(プロフ) - Kk さん» Kkさん、コメントありがとうございます。そう言ってもらえてとても嬉しいです。ありがとうございます！ (7月30日 20時) (レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羽衣瑠璃 | 作成日時：2023年6月3日 13時
