ぶつかる時間�� ページ3
戦闘が始まって数分。
俺たちの激しい攻防戦は続いていた。
互いに1本のナイフと体術で相手を攻撃する。
『······っ！』
男女の力の差は大きい。
さらに言えば、カルマはケンカ慣れをしている。
······けど、それがどうした。
俺は集中しながらカルマの攻撃を予測しては避けて、攻撃を仕掛けていく。
そしてその間、俺たちは······言い合いをしていた。
「俺、Aちゃんのなんでもわかりますって言いたそうな顔、嫌いだったわ！」
『俺もお前のケンカっ早くてすぐに人を煽る所が嫌いだよ！』
普段は言わない互いへの鬱憤。
それを今、俺たちはひたすら吐き出していた。
『なんで、お前は俺のこと好きなんだよ。マジで女の趣味悪ぃよな。頭か目の病院にでも行ったら？』
「ざんねーん。俺、頭も目もいいから。てかほんと、なんで好きなんだろうね。Aちゃんより女の子らしくて優しい子、たくさんいるのに」
『俺に女らしさなんか最初から求めんな！！ この中身5歳のクソガキが！！』
「はぁ？ そっちこそ中身が5歳児なんじゃないない！？ この万年ブラコン男女！！」
言い合いはするが、攻撃だってやめない。
少しでも油断したら殺られる、そんな戦いが繰り広げられる。
「いっつも、俺の好意はスルー！！ なに？ Aちゃんって鈍感キャラ路線なの？」
『っ！？ 俺だってわかんねぇし悩んでんだよ！！』
互いのナイフがいきおいよくぶつかり、赤と青のインクが飛び散る。
『気づいたらお前のことばっかり考えているんだよ！！ お前が俺のこと好きなのは知ってる！！ でも、俺は自分の気持ちがまだはっきりわかんねぇんだ！！』
ふとした時、お前のことが頭に浮かぶ。
心臓がドキドキと高鳴る。
顔が熱くなる。
でも、それが本当に恋なのかがわからない。
異性を好きになったことなんてなかった。
そもそも、自分が恋愛感情を抱くなんて想像もしなかった。
だから······もう、お前のことをどう思ってるのかわかんねぇんだよ！！
『わかんねぇままお前と付き合うなんてできないし、したくない！！ また、あの時みたいに別れたらどっちも傷つくだろ！！』
「浅野クンと付き合ってるくせに！！」
『あれは契約交際だ！！』
「それでも付き合ってることには変わらない！！」
『つーか、シュウくんとならとっくに別れたわ！！』
「え？」
俺の言葉にカルマは目を丸くした。
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羽衣瑠璃(プロフ) - ラララさん» ラララさん、コメントありがとうございます。そう言ってもらえるととても嬉しいです(*≧∀≦*) (8月21日 9時) (
レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
ラララ - すっごく面白くて、楽しみにしています！色々あったけどやっと付き合えて良かった〜！こんな素晴らしい物語を作ってくれてありがとうございます！(＞人＜;ｶﾝｼｬｧ~ｯ‼︎ (8月20日 22時) (レス) @page49 id: 89c659f65a (このIDを非表示/違反報告)
羽衣瑠璃(プロフ) - とまとさん» とまとさん、コメントありがとうございます。まさかのストレス解消になるとはビックリです。こちらこそ、読んでいただきありがとうございます！ (8月5日 17時) (レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
とまと - これを読むだけでストレス抜けます。夢主の性格×カルマの絡み最高です！！いつもありがとうございます！！ (8月5日 16時) (レス) @page44 id: 3865ce0038 (このIDを非表示/違反報告)
羽衣瑠璃(プロフ) - Kk さん» Kkさん、コメントありがとうございます。そう言ってもらえてとても嬉しいです。ありがとうございます！ (7月30日 20時) (レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羽衣瑠璃 | 作成日時：2023年6月3日 13時
