閑話の時間〜女子会〜 ページ16
「第1回、ルナAの女子会を始めまーす！！」
私立高校の受験が終わり、あとは合格通知が来るのを待つのみ。
そんな日の日曜日、俺とルナちゃんはカラオケで女子会をすることに。
まぁあれだ。
長く会えなかった日を埋めるためのイベントである。
『今日は気合いを入れてお菓子を作ってきた』
最近のカラオケは食べ物の持ち込みがOKなので、久しぶりに気合いを入れて作った。
俺はテーブルにお菓子を詰めたタッパーを並べる。
「美味しそー！ あっでも、Aちゃん大丈夫なの？ 偏食······」
『ここ最近は、オムライスとグラタンとケーキ以外も普通に食べられるようになったから平気』
ほんのちょっとしか食べられなかったものが、今ではたくさん食べられるようになった。
「だからAちゃん、肉付き良くなったんだ」
『太ったってことか······？』
「前が痩せすぎだったの。もう少し太らないとバランス悪いよ」
『あーたしかに。夏服を着たいならそこら辺は考えないと』
「そうそう」
お菓子を並べ、俺はミルクティーを飲みつつクッキーを摘まむ。
あー美味しい。
「それでさ、Aちゃん。カルマくんにいつ素直になる？」
『んぐっ！？』
ミルクティーが変な所に入り、ゴキュッと音が鳴った。
『ゴホッゴホッ······と、突然だな』
「でも、卒業まであと1ヶ月ちょっとだよ」
『そうなんだよなぁ······！』
もう頭を抱えるしかない。
『最初はさ、あいつが告白してきたら頷くつもりだったんだよ』
「······そういえば最近、カルマくんがAちゃんに告白してないよね······」
『そう！ あいつ、パタリと告白するのやめたんだよ』
4月からやめろと言ってもやめなかったくせに、なんで今になってやめるんだよ！！
そのくせいつものように絡むし、残り日数はどんどん減るから焦りが出てくるし······
「カルマくん、多分Aちゃんからの告白が聞きたいんじゃない？ いつもカルマくんからだったし」
『最悪だぁ······』
もう、どうしたらいいんだよ······
「イベントに乗っかって告白するのが1番ハードルが低いと思うんだけど······」
2月で告白するに最適なイベントはあるっちゃある。
でもなぁ······
『一応、チョコは作る』
「うん。それがいいよ」
『······で、そっちは渚にあげるのか？』
「っ！！」
俺とルナちゃんの女子会はまだまだ始まったばかりだ。
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羽衣瑠璃(プロフ) - ラララさん» ラララさん、コメントありがとうございます。そう言ってもらえるととても嬉しいです(*≧∀≦*) (8月21日 9時) (
レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
ラララ - すっごく面白くて、楽しみにしています！色々あったけどやっと付き合えて良かった〜！こんな素晴らしい物語を作ってくれてありがとうございます！(＞人＜;ｶﾝｼｬｧ~ｯ‼︎ (8月20日 22時) (レス) @page49 id: 89c659f65a (このIDを非表示/違反報告)
羽衣瑠璃(プロフ) - とまとさん» とまとさん、コメントありがとうございます。まさかのストレス解消になるとはビックリです。こちらこそ、読んでいただきありがとうございます！ (8月5日 17時) (レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
とまと - これを読むだけでストレス抜けます。夢主の性格×カルマの絡み最高です！！いつもありがとうございます！！ (8月5日 16時) (レス) @page44 id: 3865ce0038 (このIDを非表示/違反報告)
羽衣瑠璃(プロフ) - Kk さん» Kkさん、コメントありがとうございます。そう言ってもらえてとても嬉しいです。ありがとうございます！ (7月30日 20時) (レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羽衣瑠璃 | 作成日時：2023年6月3日 13時
