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異常？普通じゃない？
そんなこと分かってる。
けどそんな宏介さんが大好きなの。
音楽やってる時はかっこよくて。
普段はふわっと柔らかくて、面白くて。
けどちょっと変な癖があって……
そんな宏介さんを好きになったのは私。
｢Aちゃんどうかした？｣
家に帰ってからずっとぼーっと椅子に座ってしまっていて、宏介さんが帰ってきたことにも気が付かなかった。
｢え、は、宏介さんおかえりなさい！｣
｢大丈夫？今日何かあった？｣
心配そうに覗き込む宏介さんは普段の宏介さんだ。
宏介さんの首に腕を伸ばして抱きつくと、何も言わずに抱きしめてくれる。
｢仕事、大変だったの？お疲れ様。｣
よしよし、と子供をあやす様に頭を撫でてくれる。
違うよ、宏介さん。
今私が欲しいのは優しい宏介さんじゃない。
どうしようもなく変態で狂ってて、私を苦痛と快感の両方に落としてくれる宏介さんが欲しい。
｢宏介さん、しよ。｣
｢え？｣
｢今日は強くしていいから。｣
抱きつく私の腕をゆっくり解いて宏介さんが離れる。
少し困ったような優しい笑顔で頭を撫でてくれる。
｢昨日辛かったでしょ？今日はやめとこう。
なにか美味しいものでも食べに行こっか。｣
離れようとする宏介さんの腕を掴んで引き寄せる。
｢やだ、行かないで。｣
潜り込むように宏介さんを見上げて唇にキスをする。
｢お願い、何も考えられなくしてください。｣
｢……っそんなこと言われたら、抑えられないんだけど。｣
切なそうに細める彼の目が熱を帯びていくのがわかる。
あ、私の好きな目だ。
耳朶を噛まれ、ちくりとした痛みが何回も襲ってくる。
『"異常"やぞ』
頭のどこかで吉沢の声が聞こえる。
"異常"でかまわない。
だってこんなに宏介さんが好きだから。
痛みと快感で涙が止まらなくなる。
それと同時に宏介さんへの好きも溢れ出して止まらない。
｢宏介、さん、好き……っ。｣
そっと目を開くと息を切らした宏介さんが私の上で満足そうに笑っている。
｢その顔が見たかった。｣
指先をべろりと舐められ、その直後に痛みに変わる。
見下ろす彼の目にゾクゾクとする。
彼の歯が私の皮膚にくい込んで跡をつけても、その跡でさえ愛おしい。
私は誰に何を言われようと彼から二度と離れられない。
【その異常さに惹かれてやまないのです】
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るう＠邦ロックとetc(プロフ) - うわあ………尊い………めっちゃすきです………m(_ _)m (2020年10月3日 7時) (
レス) id: d47d9f7e3c (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - まるこさん» ありがとうございます。ちょっと過激すぎたかな？と思いましたが楽しんでいただけて嬉しいです。第2弾、終わったばかりですが第3弾が始まりました。またお付き合い頂けたら嬉しいです。 (2020年4月27日 20時) (レス) id: af8940d8bd (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - 零さん» ありがとうございます。第2弾、終わったばかりですが第3弾が始まりました。またお付き合い頂けたら嬉しいです。これからもよろしくお願い致します。 (2020年4月27日 20時) (レス) id: af8940d8bd (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - あちゃさん» ありがとうございます。第2弾、終わったばかりですが第3弾も登場しております。またお付き合いください。 (2020年4月27日 20時) (レス) id: af8940d8bd (このIDを非表示/違反報告)
まるこ(プロフ) - 第二弾お疲れ様でした！どのお話も楽しく読ませていただきました！（最後のお話私的に最高すぎました、、、！）第三弾も楽しみにしていますので、無理せず更新していただけると嬉しいです！ (2020年4月27日 2時) (レス) id: 5234202a18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕 悠 | 作成日時：2020年4月8日 18時
