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久しぶりに会ったから彼女の話や俺の話、ツアーの話などをしていたらあっという間に夜になっていた。
｢今回のツアー、実はこっそり行ってて……。｣
｢え？そうなの？なんで言わないの？｣
｢言っちゃったら宏介さん気にすると思って。
めちゃめちゃ楽しかったです。
次のツアーも行くんで楽しみにしてます！｣
｢次はいつ来るか教えてね。
誰と来たの？1人？｣
｢いや、大学の友達と行きました！
その子もユニゾン好きで、行きたい！って言うんで。｣
大学の友達……もしかしてさっきの？
押し込んだはずのモヤモヤがまた浮上してくる。
さすがに彼氏のライブに男友達と行くようなAちゃんでは無いはず……。
｢宏介さん？｣
一瞬ぼーっとしてしまった俺に心配そうな目を向ける彼女。
｢大丈夫ですか？疲れてます？｣
｢いや、ごめん、聞いてなくて。｣
でも次も来るって言ってたから……一応、一応聞こう。
｢一緒に来る子ってどんな子？｣
｢ユニゾン好きな子ですか？
同じゼミの子なんですけどめちゃめちゃ気が合う子なんですよ！
田淵さんリスペクト！って感じらしくて。｣
待って、田淵リスペクト？そんなふうに見えなかったけど？
｢そ、そうなんだ。ベースの動きの話？｣
｢あ、もちろん田淵さんの動きも好きみたいですよ！
男らしい雰囲気も好きだとか。｣
ん？男らしい雰囲気？
｢……Aちゃん、それ女の子？｣
｢え？女の子ですけど……？｣
よかったー！
｢女の子か……｣
、え、男の子だと思ってたんですか？と彼女は目をぱちぱちする。
｢さっき、Aちゃんの頭撫でてた子だと思った。｣
｢ああ！｣
一瞬考えたようにしたけど直ぐに思い出して明るい笑顔になる。
｢あの子も同じゼミの子なんですけど、ユニゾン聞いてみたい！って言ってくれて今日アルバム貸したんですよ！
多分さっきそこで渡したんで、って宏介さん見てたんですね。｣
｢びっくりするじゃん。急に頭撫でられてるからさ。｣
はあ、とため息混じりに呟くと彼女はふふふ、と笑う。
｢あの子誰にでもあの距離感なんですよ。
……ヤキモチですか？｣
嬉しそうな顔でにやける彼女。なんか腹立つ。
｢Aちゃん、こっち。｣
小声で手招きすると彼女がえ？と言いながら顔を近づけて来る。
マスクを少しずらして彼女の鼻に噛み付いた。
｢いった！｣
｢……仕返し。｣
年下の彼女に嫉妬するくらい、俺が君が好きみたい。
【恋煩いが悪化しました】
押してもダメなら引いてみろ、相手も大喜びだ（tbc）→←恋煩いが悪化しました
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るう＠邦ロックとetc(プロフ) - うわあ………尊い………めっちゃすきです………m(_ _)m (2020年10月3日 7時) (
レス) id: d47d9f7e3c (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - まるこさん» ありがとうございます。ちょっと過激すぎたかな？と思いましたが楽しんでいただけて嬉しいです。第2弾、終わったばかりですが第3弾が始まりました。またお付き合い頂けたら嬉しいです。 (2020年4月27日 20時) (レス) id: af8940d8bd (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - 零さん» ありがとうございます。第2弾、終わったばかりですが第3弾が始まりました。またお付き合い頂けたら嬉しいです。これからもよろしくお願い致します。 (2020年4月27日 20時) (レス) id: af8940d8bd (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - あちゃさん» ありがとうございます。第2弾、終わったばかりですが第3弾も登場しております。またお付き合いください。 (2020年4月27日 20時) (レス) id: af8940d8bd (このIDを非表示/違反報告)
まるこ(プロフ) - 第二弾お疲れ様でした！どのお話も楽しく読ませていただきました！（最後のお話私的に最高すぎました、、、！）第三弾も楽しみにしていますので、無理せず更新していただけると嬉しいです！ (2020年4月27日 2時) (レス) id: 5234202a18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕 悠 | 作成日時：2020年4月8日 18時
