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｢おじさんと付き合ってるとか言ってない？｣
そうだったら傷つくなー、と意地悪そうに笑う。
｢そんなわけないじゃないですか。
もちろん年齢は言ってますけど、かっこいいお兄さんと付き合ってるって言ってますよ。｣
実際に背が高くてスタイルが良くてかっこいい、年齢よりも若く見えるけど素敵なお兄さんと付き合ってる、と伝えている。
斎藤さんは嘘だー、と言いながら目元をくしゃっとさせるほど笑っている。
｢Aちゃんくらいの子ならカフェで彼氏といちゃついたり腕組んで歩いたりするんだろうけど……。
ごめんね、俺人前でそういうのちょっと苦手だし。｣
｢そんなことないです！
私は斎藤さんと一緒にいるだけで嬉しいですから。｣
ほんとに、それだけで何日間もお仕事頑張れちゃうくらい幸せなんです。
カフェを出てからはお互いすこし距離を置いて歩く。
斎藤さんは前、わたしはその1歩斜め後ろ、というのがお決まり。
外に出てからはマスクもつけているから分かりにくいけれど、斎藤さんは後ろから見てもかっこいい。
何となくこの斜め後ろの位置にも居心地の良さを感じている。
｢どうする？
買い物行くか俺の家行くか……。
家行くにしても何か買って行かない？｣
｢いいですね、私見たい映画もあったんで飲み物とか買って行ってもいいですか？｣
トンっ
｢きゃっ！？｣
｢すみません〜。｣
しばらくまた歩いていると後ろから男の人がぶつかってきた。
振り返ると1人ではなく、3人いてヘラヘラしながら謝ってきて感じ悪かった。
｢あ、大丈夫です。｣
斎藤さんも振り返って見ているけれど男の人たちは斎藤さんに気がついてないみたい。
もしかしてわたし一人で歩いてるって思われてる？
｢お姉さんどこ行くの？｣
やっぱり！
ぶつかってきた人とは別の人が今度は話しかけてくる。
私が斎藤さんと話してるところ見てなかったのかな？
｢あの、連れがいるので……。｣
｢あ、そーなの？どこに？｣
｢俺らそこまで一緒に行ってあげようか？｣
どうしよう、斎藤さんがいるって言ってもいいけどバレちゃいけないし……
頭で色々考えていて言葉が出ず、立ちすくんでいると右手にするりと大きな手が滑りこんできた。
｢？！｣
｢すみません、デート中なんで。｣
斎藤さんがぐいっ、と手を引いて私を横に引き寄せると振り向き直して歩き出した。
｢さ、斎藤さん！？｣
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るう＠邦ロックとetc(プロフ) - うわあ………尊い………めっちゃすきです………m(_ _)m (2020年10月3日 7時) (
レス) id: d47d9f7e3c (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - まるこさん» ありがとうございます。ちょっと過激すぎたかな？と思いましたが楽しんでいただけて嬉しいです。第2弾、終わったばかりですが第3弾が始まりました。またお付き合い頂けたら嬉しいです。 (2020年4月27日 20時) (レス) id: af8940d8bd (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - 零さん» ありがとうございます。第2弾、終わったばかりですが第3弾が始まりました。またお付き合い頂けたら嬉しいです。これからもよろしくお願い致します。 (2020年4月27日 20時) (レス) id: af8940d8bd (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - あちゃさん» ありがとうございます。第2弾、終わったばかりですが第3弾も登場しております。またお付き合いください。 (2020年4月27日 20時) (レス) id: af8940d8bd (このIDを非表示/違反報告)
まるこ(プロフ) - 第二弾お疲れ様でした！どのお話も楽しく読ませていただきました！（最後のお話私的に最高すぎました、、、！）第三弾も楽しみにしていますので、無理せず更新していただけると嬉しいです！ (2020年4月27日 2時) (レス) id: 5234202a18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕 悠 | 作成日時：2020年4月8日 18時
