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馴れ合うつもりはなかった、ただ単に適当なことを言ってその場しのぎをしようとした。だけどなんだか私が思っていたより三枝君のイメージが違っていた。
いつもクラスではムードメーカーのように明るい人だと感じていたがなんだか様子がおかしい。
どうして飛び降りようとしたの？と言う問いに私は
『言う意味ある？』
と言うとなぜか彼は悶絶しているかのようにゔっと声を上げる。少し不気味に思いじっと彼のことを見てみると気を取り戻したのかぱっと顔を上げた。
「言いたくないなら無理して言わなくてもいいよ！！俺たち初めて話すんだし普通はそういうの遠慮しちゃうでしょ」
『ぁ…』
頭が悪い自分でもわかった、彼は気を遣ってくれている。こんな私相手にだ。
『色々ちょっと辛くなっただけだよ、あんまり気にしないで大丈夫だから』
そう告げて三枝くんの顔を見てみれば、彼は心配するかのような目を私に向けていた。そんな目で見つめられるのは初めてで、誰かに心配の目を向けられる事は今まで私はなかったのだ。
「…今までよく頑張ってきたんだね、今日まで生きてこれたのほんと凄いと思う！！…アッアッ、何も知らない癖に何言ってんだって思うかもだけど、！！」
『え…あ、うん』
正直驚いた、こんな言葉をかけてくれるだなんて思ってなかった。豆鉄砲でも食ったかのような顔をしていると三枝君はさらに言葉を続ける。
「なんていうか…初めて話すような人にこんなこと言われても困ると思うけどさ、俺Aちゃんの力になりたいよ」
『力になりたいって…いいよ、そんなことしなくて』
何を言っているのかがわからなかった。こんな私に救いの手を伸ばそうなんて人は初めてだ。三枝くんはきっとお人よしだから、なんて思って私は適当に返事をした。
「なんで、俺放っておけないよ！！！だって…」
『とりあえず私の事はもういいから、早く帰りなよ』
そろそろもういいだろう。話すのもそろそろ疲れたんだし、そう言って私はまた飛び降りを図ろうとして三枝君から離れようとする。いや、離れようとしたのだが。三枝君は待って！！と叫び、私の腕を強い力で掴んだ。
「Aちゃんがそこまで言うなら…俺が無理矢理にでも救うから」
三枝君のその言葉を最後に、私は気づくと口元を布のような何かで押さえつけられそのまま抵抗する間もなく意識を失ってしまったのだった。
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ふゆき(プロフ) - にゃーちゃんさん» っ！？！？有り難き御言葉です……！！ありがとうございます！！頑張ります〜〜！ (2023年2月24日 1時) (
レス) id: c0963f493a (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - わぁお…好きです(急な告白)ほんっつっっっっっっっっとにめちゃくちゃ好みです！！！更新楽しみにしてます！頑張って下さい！(〃>ω<〃)ゞ (2022年11月26日 19時) (レス) @page11 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆき(プロフ) - 翠さん» マジですかめっちゃ嬉しいです、、！！更新頑張っていきますのでお楽しみに！！ (2022年11月13日 1時) (レス) id: c0963f493a (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - めっちゃ好きです刺さりました、、、更新気長に待ってます！！！ (2022年11月9日 12時) (レス) @page10 id: 375689edf5 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆき(プロフ) - 琥珀さん» そう言って頂き光栄です…！！正座待機して気長に待っててください！更新頑張ります！！ (2022年9月26日 14時) (レス) id: c0963f493a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふゆき | 作成日時：2022年9月22日 19時
