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15話 夢主過去編 ページ18

私は生まれた家は、昔からSランクばかりが生まれると有名な家だった。


兄弟は確か15人くらいいて、もちろん全員Sランクだった。



なのに私は、どんなに努力してもGランクから上がらなかった。


母「もういい。貴方なんて私の子供じゃ無いわ。
二度と私に話しかけないで!」

父「なんでお前はSランクにならない?
もっと努力しろ!」


兄弟はみんな私を嘲笑って、誰も味方してくれなかった。



そんな私が学校なんて行けるわけ無くて、ずっと部屋に引きこもっていた。


ドンドンドン


父「おい!いつまで部屋にいるんだ!出てこい!」

『…』



父「…お前なんてこの家にはいらん!出ていけ!!」


そうして、私は居場所を完全に失った。




何もかも無い。


お金
才能
知識
食料
家族

友達_



1度、死んでしまおうとも思った。


『はぁ…本当に私は、何も出来ないな…』


私は、勇気が出なくて死ねなかった。



私はもう諦めて、ただ街を徘徊していた。


街の人からは冷ややかな視線を向けられ、指を指され、コソコソと何かを言われていた。


それでも私は、廃棄された野菜などを食べて辛うじて生きていた。



そんなある日の事だった。


もうこの時点で人間嫌いではあったけれど、人間嫌いになった一番の事件が起きた。

16話 夢主過去編→←大切なお知らせ



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作者名:まっしゅるーむ x他1人 | 作成日時:2024年1月4日 0時

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