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10話 ページ12

本当に洞窟があって助かった。


洞窟に入ってからしばらくして、外は豪雨となり、洞窟が無かったら野宿なんて出来ないような状態だった。



そして今は夕食を作っている。


雨が降る前に、食べられそうな植物を採ってきたり、途中で見つけた川で魚を数匹捕まえてきたので、食べ物の心配はほとんど無くなっていた。

kr「ふぅー…食べ物見つかって良かったぁー!」

『今日ご飯抜きになるかと思ったよ…。』

shk「でもこれ、どうやって調理するんだよ…。」

全「…」


今は調理器具も無いし、雨風のせいで火も起こせていない。

sm「仕方ない。今できる範囲で作ろう。」


私達は、仕方なく魚は食べずに持っておき、採ってきた山菜で簡単なサラダをつくった。

味は何とも言えない…植物の栄養を感じる味だった。




食べ終わった後、みんなでのんびりしていると、寝かせていたきんときが起きてきた。

『…!起きた?!大丈夫!?怪我痛まない…?』

kn「うん、大丈夫だよ。少し痛みはあるけど、すごく良くなってる。
迷惑かけてごめん。ありがとう。」

na「きんときぃー!心配したんだよー!?」

Nakamuがきんとき(怪我人)にタックルするように抱きついた。

shk「Nakamu!きんときはまだ怪我治りきってないんだぞ!」

br「あはは、Nakamuもさっきより元気になったねー。」

sm「まだ怪我は完治してないんだから安静にしとけよ。」

kr「良くなったみたいで本当に良かった!」



その後、きんときも夕食を食べ、今日の疲れもあってか、みんな眠りについた。

ゴロゴロゴロ

外では雨は一層強くなり、雷も鳴り始めた。


私は、どうしても音が気になって寝付けずにいた。

『うーん…寝れない…。一回洞窟の中でも見て回ろうかな…。』





私は、すぐにこの判断を後悔した。

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作者名:まっしゅるーむ x他1人 | 作成日時:2024年1月4日 0時

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