鏡花ちゃんのお姉ちゃんは暗殺教室で裏切られたそうです

私だけ蚊帳の外17 ページ30

『………とは言ったものの、復讐ってどうするの？』


太宰＆敦 ｢ズルッ」



どうしたいってのは特にないし、愛華ちゃんだけに復讐したいんだよな〜


E組の皆には酷いことされたけど、彼らは一般人だし、その点愛華ちゃんはポートマフィアの人間だ。

グルグルと考えているとドアが開いて見慣れた小さな影が飛び込んで来た


ｶﾞﾗｯ


鏡｢お姉ちゃん！…心配した｣


『鏡花！大丈夫だよ』


ぎゅーと胸に顔を埋める鏡花は普段の落ち着いた雰囲気ではなく、純粋に姉を心配している可愛い妹だ


鏡｢之は…？なに？｣


ロケットペンダントのことかな？


『それはね…………って事があってね』


鏡花に事情を説明する。すると、目からハイライトが消える


鏡｢私は、お姉ちゃんを傷つける人は許さない｣


敦｢き、鏡花ちゃん？｣(汗)


携帯電話を握りしめる。すると又、ドアが開いた


『どうしたんですか？…莉桜ちゃん、皆さん』


矢｢あ、あのね、麗華ちゃん｣


今まで、私を虐めてきた人達だ。


鏡｢この人達…が？お姉ちゃん…を？｣ｷﾞｭｩ


チラリと横を見やると鏡花の回りには紫の光が渦巻き始めていた


感情の制御が効かなくなって、無意識に異能を発動仕掛けている…不味い


前｢な、なんだ？｣


『治にぃ様、鏡花を』


治｢あぁ。鏡花ちゃん、それ禁止♪｣


間一髪……なのか？異能を発動させると非常に不味かったから、よかった


『で、なんですか？』


全員__(普通に始めた！？)


『今のは…後で説明します。なんですか？』


莉｢あの、今までごめん。麗華の事、全く考えてなかった…｣


ごめん、ごめんなさい。次々に謝ってくる皆を見て少し、嬉しかった。勿論愛華ちゃんは居なかったけど


敦｢麗華ちゃん…｣


太｢麗華…｣


『もう、いいんです。過ぎたことですし…』


もういいんだ。過ぎたことは水に流す


私のポリシーでもあるからね！


不｢良かったら、私達と仲良くしてくれないかな？｣


『はい！宜しくお願いします！』


あぁ、又1歩進めた


残るは愛華ちゃんについてだ


どーしようかな？

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