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宮「何買ったの？」
渡「んー、ちょっとねー」
宮「なんで内緒なの。
ねぇ、こっちとこっちどっちがいいと思う？」
渡「…こっちの方が、涼太に合ってんじゃない？」
宮「じゃこっちにしよ」
渡「え、決めんの早くない？てゆーか、俺の見立てでいいの？」
宮「俺に合う方選んでくれたんでしょ？」
そう言って1着は元に戻し、俺の指した方をレジに持って行く涼太。
そんな信用してくれてんの？
幼なじみだから？
スムーズに会計を済ませて戻ってくる涼太。
宮「…なんで固まってんの？」
渡「……気にしないで」
発言から行動から、何から何までスマートで、
だから貴族なんて言われるんだよ。
だから、俺も惚れちゃったんだよ。
渡「もうここはいいの？」
宮「うん、ありがとう」
渡「…ねぇ、腹減った」
宮「何か食べよっか。何が良い？」
渡「んー、和食は？」
宮「お、いいね」
やっと、少しはスムーズに話せるようになった、かな。
勝手にホッとしてる俺をよそに、近場にいいお店があるんだって歩き出す涼太。
宮「行くよー」
渡「へーい」
なんか、昔に戻ったみたい。
心地いいな。
涼太おすすめの店、和食、っていうか蕎麦屋に着いた。
そしてうどんを頼む涼太。
蕎麦を食え、蕎麦を。
さっきの貴族感から打って変わって、ツッコミどころだらけのボケを発揮する。
どっちも天然でやってて、それがまたギャップなんだよなぁ。
……渡すなら、ここだよな。
渡「…涼太」
宮「ん？」
渡「これ…」
そっと涼太の前に、ラッピングして貰ったものを出す。
宮「これ、俺に？」
渡「…うん」
宮「…ありがとう」
渡「…うん」
宮「開けてもいい？」
渡「…うん」
恥ずかしくて、とてもじゃないけど顔が見れない。
あぁ、恥ずか死ぬ！
カサカサと袋を開ける音が聞こえて、更に恥ずかしくなる。
宮「あ、これ…うわ、嬉しい」
涼太の声が聞こえ、顔を上げる。
本当に嬉しそうにしてて、腕に付けて微笑んでる。
渡「…良かった。それ、涼太に似合うなって、さっき見てた」
宮「あ、自分用じゃなかったんだ。ふふっ、ありがとう」
渡「うん。…でさ、俺も…同じの、買っちゃった」
宮「そうなの？なんだ、翔太も欲しかったんじゃん」
…そうじゃなくて、
俺が欲しかったのは、お前とのお揃いだよ。
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パンダ(プロフ) - 一気に読んでしまいました 面白くて笑ったり、切なくなったり自分の感情が忙しかったです笑 楽しく読ませていただきました！ 阿部ちゃんがどうなるのか気になります… (2020年9月15日 17時) (
レス) id: 2ea9e4b1c6 (このIDを非表示/違反報告)
微.(プロフ) - 完結おめでとうございます！本当に素敵なお話に巡り会えて幸せです、評価の星ひとつでは足りないくらい何度も押したいです。この感激のままもう一度イチから読ませていただきます＾＾ありがとうございました (2020年7月28日 23時) (レス) id: 5cda986904 (このIDを非表示/違反報告)
りりー - 1番好きな小説でした。完結おめでとうございます、そしてお疲れ様でした。だてふか？ふかだて？に目覚めました。責任とって下さい(喜)また次作も楽しみにしております。 (2020年7月28日 22時) (レス) id: 432d049e60 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりゆり(プロフ) - 毎回楽しく読ませて頂きました！とても大好きなお話です！次作も楽しみにしています (2020年7月28日 22時) (レス) id: 49e0ed6ec1 (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - 完結おめでとうございます。こんなにも楽しみに更新を追いかけたお話も久々でした。毎回毎回その展開とお話のテンポの良さに惹かれていました(*^^*)ぜひともその後の二人や、あと緑くんの想いがどうなったかも気になるので…いつか続編見せて頂けたら嬉しいです* (2020年7月28日 21時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カリフラワー | 作成日時：2020年7月13日 21時
