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図星って言ってるかの如く、黙って下を見る舘さん。
本当に避けられてたんだって事実が、俺に突き刺さる。
あぁ、俺の思い過ごしじゃなかった。
康二や、翔太や、照とは2人で出かけるくせに、
俺のことは避けるって…
それって、もう確定じゃん…
深「…分かった、もう、…大丈夫」
宮「…え？」
今度は舘さんが顔を上げ、俺が下を向く。
深「…ごめん、舘さんを混乱させちゃっただけだったな」
宮「え、何が？」
深「舘さんのこと、すぐには…ごめん、好きじゃなくなるには時間かかるかもだけど、」
宮「…ふっか？好きじゃなくなるって、」
深「でも、ちゃんと諦めるから、だからもう避けるのは、」
宮「違う！！」
大きい声に、思わずビクッと肩を揺らしてしまう。
恐る恐る見上げると、
舘さんは、ソファから降りて俺の真正面に座ってた。
目尻を下げて、悲しそうな顔を俺に向ける。
やめてくれよ、
そんな目で見んなよ、
諦めが、つかなくなるだろ…
舘さんの目を見ていられなくて、また視線を下ろそうとすると、
舘さんの手が伸びて来て、俺の膝の上でギュッと握られた俺の手を、上から重ねてきた。
え、…なに？
茫然と、重ねられてる手を見てしまう。
宮「…ふっか、こっち見て」
今度はもう片方の手が俺の顔に伸びて、頬に手を添えられゆっくり顔を上げられる。
合わせられた目を見て、鼓動がドンドン早くなる。
舘さんが触れる手が、頬が熱くなる。
やばいやばい、なにこの状況？
宮「…謝るのは俺の方だよ。…ごめん、避けたりして。でも、ふっかのこと、嫌いとかじゃ絶対ないから」
深「…え、」
宮「ほら、俺あいつらのときも、本当かどうか分からないって話したじゃん」
…あぁ、そういえばそんな話し、したかも。
…え、それって、俺にも適用してる？
宮「…ふっかさ、…俺のこと、その…」
深「好きだよ」
そういえば、俺からしっかり舘さんに伝えてなかった。
翔太がいきなり言って、流れに流れてその場も俺からは何も伝えず解散になって、
それ以降も俺から何も言うことなかった。
今だ、今しかない。
深「舘さんのこと好き。不安になるぐらい、自分が自分じゃなくなるみたいに、…いつのまにか、すごく好きになってた」
あぁ、なんで今、
泣きたくないのに、涙が出て止まらない。
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パンダ(プロフ) - 一気に読んでしまいました 面白くて笑ったり、切なくなったり自分の感情が忙しかったです笑 楽しく読ませていただきました！ 阿部ちゃんがどうなるのか気になります… (2020年9月15日 17時) (
レス) id: 2ea9e4b1c6 (このIDを非表示/違反報告)
微.(プロフ) - 完結おめでとうございます！本当に素敵なお話に巡り会えて幸せです、評価の星ひとつでは足りないくらい何度も押したいです。この感激のままもう一度イチから読ませていただきます＾＾ありがとうございました (2020年7月28日 23時) (レス) id: 5cda986904 (このIDを非表示/違反報告)
りりー - 1番好きな小説でした。完結おめでとうございます、そしてお疲れ様でした。だてふか？ふかだて？に目覚めました。責任とって下さい(喜)また次作も楽しみにしております。 (2020年7月28日 22時) (レス) id: 432d049e60 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりゆり(プロフ) - 毎回楽しく読ませて頂きました！とても大好きなお話です！次作も楽しみにしています (2020年7月28日 22時) (レス) id: 49e0ed6ec1 (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - 完結おめでとうございます。こんなにも楽しみに更新を追いかけたお話も久々でした。毎回毎回その展開とお話のテンポの良さに惹かれていました(*^^*)ぜひともその後の二人や、あと緑くんの想いがどうなったかも気になるので…いつか続編見せて頂けたら嬉しいです* (2020年7月28日 21時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カリフラワー | 作成日時：2020年7月13日 21時
