第十六夜 ページ19
｢嘘…｣
｢『刹那殺夜』と言う人間なんて存在してないなんて…｣
｢嘘だ嘘だよ…絶対｣
｢クソッ…｣
俺達の期待は、呆気なく崩された。
『刹那殺夜』と名乗った彼奴は、何者なのか。
何故、偽名を使ったのか…
理由は…１つしか思いつかなかった。
『人狼』だから
根拠は、きっくんが 仄かに臭った と言った血の臭いだ。
仄かと言っても、そうそう血の臭いが執着する訳がないんだ。
殺夜…いや、人狼…お前は何なんだ？
｢少し…独りにさせてくれ｣
えおえおが言った。
｢俺も…｣
きっくんも続けて言う。
｢あぁ…｣
｢｢ありがとう｣｣
２人は、俺の部屋から出て行った。
｢そう…だよね。気持ち分かるもん…俺だって…｣
｢だな…｣
俺達は、きっくんとえおえおが戻るまで…涙を流した。
＊＊＊＊
｢畜生っ…どうしてだよ！殺夜！｣
俺は、ただ恨んだ。
自分の勘と嗅覚の良さを…
これが無かったら、何も知らずに殺夜と仲良くできたかもしれないのに。
｢なんでなんだよ！｣
＊＊＊＊
｢なんで…どうして…｣
『ククッ…惨めだなえおえお？』
｢！お前！｣
声の主は鏡からだった。
鏡の俺は、髪は真っ白で目は赤かった。
『俺が誰かわかんねぇみたいだなぁ？
俺は…お前の裏の人格だよ』
｢う…ら？｣
『そ。F91って名乗っとくわ』
｢どうしてお前が…｣
俺が二重人格なのは、前から知ってた。
だが、こんな風に会うことはなかったし、話し合うことなんてなかった。
『お前が困ってるみたいだからアドバイスに』
ニヤッとF91が笑った…ゾッとする。
なんだ？この嫌な予感は…
『殺しちまえばいい…人狼を』
｢なっ！んなことできるわけねぇよ！｣
『弱っちぃなぁ…相手は人狼だぜ？
もし、付き合ったとしても…捕まっちまえば死 刑は確実なんだ。
俺達で楽にしてやろうぜ』
｢どんなに言われようが俺は彼奴を殺さない！｣
『ﾁｯ…後悔しても知らねー』
F91は、姿を消したようで鏡に映ってるのはいつもの俺だった。
｢殺して…たまるか…｣
＊作者＊
F91登場！
シリアス好きです。シリアスしか書けないからです。
キリ悪いけど続編行きます！
えっと、あろまもFBも夢主が好き…でいいんですよね？←
- 金 運: ★☆☆☆☆
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実況者大好きさん - 何で居ないかねぇ〜私の周りにも歌い手とか実況者とか実況者とか観ないと絶対損しますwwww (2016年2月20日 17時) (
レス) id: 3f4f115052 (このIDを非表示/違反報告)
みるきぃ - 私の周りにも実況者好きがいないんですよ(〒-〒) 全く、今の小学生は！(私は小学生です) 続編の更新頑張ってください！(^^) (2015年9月16日 19時) (レス) id: 1b2fea0440 (このIDを非表示/違反報告)
５６４ねこ！(プロフ) - はじめまして！！５６４ねこ！と申します！私もうごメモやってます！良かったら調べてみてください！応援してます！！ (2015年1月29日 16時) (レス) id: 023654f8f0 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーのん(プロフ) - どうも！フレのなっちーです！玲夜さんの書く小説とても面白くて好きです！！すっかり玲夜さんのファンに…← 更新頑張って下さい！！ (2015年1月25日 14時) (レス) id: 0503c34137 (このIDを非表示/違反報告)
眼鏡 - 面白いし、アブが出てるからこの作品好きです( 'ω')更新頑張って下さい！待ってます(｀・ω・´) (2015年1月25日 7時) (レス) id: 297f10b5cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：荒神玲夜 | 作成日時：2015年1月23日 7時
