今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:307 hit
小|中|大
▽回想 ページ7
.
それは、中学の時のこと―
静かだった私は周りになじめるか心配だった。
となりの席の片岡昴とは大違いだ。
性格は真逆だし、私と違って人気者だし。
私はまさか昴を好きになるとは思っていなかった。
なれないと思った。
でも、そんな私に昴は話しかけてくれたのだ。
す「おまえ、ちっちぇーな笑」
か「え?」
やっぱり私、この人は好きになれないと思う。
今思えば、あれはただのからかいだったのか、それとも、、
人気者なのも不思議なくらいだ。
せっかくのイケメンが…。
でも優しいところもあった。
クラスの女子からからかわれた時にかばってくれた。
私が忘れ物をした時も、”俺は使わねーし”っていって貸してくれた。
…いじわるだけど優しいところに、私は惹かれたのかもしれない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おむすび | 作成日時:2018年4月23日 22時