手越 ページ37
手「よーし！！やるぜー！！」
スタジオにつきリハ着に着替えた俺たちはそれぞれストレッチをして鏡の前へと集まった。
加「そんなに曲歌わないのにドームでやれるとか本当にすげーな」
小「ファンのみんなの力は本当にすごい！！ビックリするよ」
増「曲が少ないからこそトークとかイベントで盛り上げて楽しんでもらえたら嬉しいね」
手「頑張ろうな！」
「私もがんばる！」
増「うん！」
ス「はい、じゃーあー。まずマイク持ってもらってね。上から降りてきてWQを歌ってるていでお願いしまーす」
みんなスタッフさんからマイクを受け取りWQの振りを踊る。
Aは少し離れたところで振りを教えてもらっていた。
よし、俺も集中しなきゃ。
そう思った矢先…
ーガコンッ！
増「…え」
手「あ…」
俺の左手からマイクが抜け落ちた。
手「…ははっ(笑)わりわり！」
俺は焦ってマイクを拾った。
リハビリで物が掴めるまで回復していたので突然の事に頭がついてこなかった。
俺の左手…
まだそんなに握力戻ってねーのか…？
増「…」
小「大丈夫か？手越」
手「あ、あぁ手汗で滑っただけだから！だいじょ、」
加「A！！」
突然シゲの声がスタジオに響き
一斉にそちらをみる。
手「…！！A！？」
はじでダンスと曲の復習をしていたAが苦しそうにうずくまりスタッフさんがテンパっていた。
みんなで駆け寄ると
ごめん。ごめん。と必死に謝っていた。
WQも懐かしい曲だし、1度は踊ったことのあるダンスに記憶が戻されたんだろう。
メンバーはAのパニックの症状にもだんだん慣れてきて慌てる事なく対処してあげられるようになってきた。
増「支え俺やる。小山水お願い」
加「水もう持ってきた」
増「サンキュ」
小「タオル持ってきといたから」
増「ありがと。A？大丈夫だよ。無理に思い出さなくていいから。ゆっくりでいいからね」
「はぁ、ありが、とっ」
増「薬入ってるから誰かカバン持ってきて」
俺も動かなきゃ！とAのカバンに手をかけた。
だけど…
ーボトッ
俺の手からカバンが落ちた。
…持てない…？
横からスタッフさんがカバンをパッと取って走っていく。
なんで…
なんで左手がこんなに動かないんだ…
この時まっすーがチラチラとこちらをみていることにさえ気づかなかった。
。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 247人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しおり(プロフ) - なわちさん» コメントありがとうございます！ファンだなんて(｡-_-｡)ポッ。(笑)嬉しいです( ^ω^ )これからもよろしくお願いします(^^)！ (2014年9月12日 12時) (
レス) id: f19556adac (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 千里さん» コメントありがとうございます！！終盤頑張ります！ありがとうございます(｀_´)ゞ！ (2014年9月12日 12時) (レス) id: f19556adac (このIDを非表示/違反報告)
なわち(プロフ) - 面白い！頑張ってください(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))私はあなたのファンです(⌒▽⌒) (2014年9月12日 1時) (レス) id: 3cb9b28fc9 (このIDを非表示/違反報告)
千里(プロフ) - 頑張ってください！ (2014年9月12日 1時) (レス) id: 3cb9b28fc9 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 浅香さん» わーありがとう！！これって前につけても少し時間経つとまたつけれるようになるんだね(^^)！！ (2014年9月11日 0時) (レス) id: f19556adac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しおり
| 作成日時：2014年8月5日 0時
