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？「…ねぇ」
「……ん…」
？「A、おきて？」
「…」
誰かに呼ばれ目を開ける。
「…え…？」
寝起きの目にぼんやりと映るのは
髪の毛が白金でピアスが
やけにキラキラしてて
「…て、ご？」
手「あ、起きた？」
「…なんで…」
手「会いにきちゃった(笑)」
触れようとするも体が重くて動かない。
手「A？聞いて欲しい事がある」
手「今でもあの時の事」
「テゴ…」
テゴの言葉を遮り必死に手を伸ばそうとする。
手「うん。大丈夫。ここにいるよ」
動かない私の手を両手で包み込んでくれた。
「テゴ…テゴがいる…」
手「うん。いる。いるよ。だから聞いて？」
ほんのり感じる温もりに少し涙を浮かべて頷くと再び口を開いた。
手「A、後悔してるみたいだね」
「…会いたかった…」
手「俺もだよ。ごめんな？」
「ほんと、だよ…っ」
金縛りのように動かない身体。
寝たまま涙を流すと親指でスッと拭ってくれた。
手「ははっ(笑)泣くなよー(笑)」
手「これは、俺が望んだことだから。だからね、Aは何も後悔しないで？」
「…でも…」
手「でもじゃなーいの。俺の最後の望み叶えてくれてありがとう」
「…っ」
手「俺、みんなが泣いてんの上から見てんのつれーんだよなー」
「…ごめんっ…」
手「みんなには笑っててほしいの」
手「だからね、もう何も後悔とかしないで前を向いて欲しい」
「…テゴがいないのに…前なんて向けない、よ…」
手「こらっ。俺の分までNEWS楽しんでくれないと俺安心して天国にいけないよ？」
「…」
手「だから。ちゃんとみんなでNEWS盛り上げて？」
「テゴは…幸せだった…っ？」
手「すっげー幸せだった！このメンバーが仲間で。だからね、悔いはないの。」
「…っ」
手「A？」
「…んっ？」
手「Aなら大丈夫。」
「…っ、」
手「そんなに俺の為に涙使ってくれてありがとな…」
優しく優しく頭を撫でてくれる。
手「…笑って？」
「笑えな、」
手「笑って、A」
ぼんやりと目に映るテゴの目は真剣だった。
瞳に涙を浮かべながらうっすらと笑みを浮かべると
手「よし、いい子だ」
再び両手で私の手をギュッと握った。
手「ありがとう、A」
スーッと姿が薄れて行く
「テゴ…テゴ、いかないで」
手「大丈夫。ずっとそばにいる」
そう残して姿が完全に消えた。
「…テゴ…っ！」
。
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まりちゃん - しおりさん» めっちゃよかったよ (2019年9月30日 16時) (
レス) id: c2ebf0fafe (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 祐香さん» こんにちは、祐香さん(^^)嬉しいコメントありがとうございます！！そう感じていただけたならよかったです(^^)！いまでもこうやって素敵なコメントをいただけると嬉しく思います！一生懸命に生きたくなったらまた来てください！！(笑) (2018年4月3日 9時) (レス) id: faab9ab15a (このIDを非表示/違反報告)
祐香 - どうもはじめまして！祐香と申します！このお話、とても感動しました。涙が流れっぱなし（笑）目が腫れちゃいます（笑）改めて今生きていることがどんなに特別なことかを知りました。1歩でも歩けたり、一言喋るだけにも幸せを感じました！ (2018年4月2日 1時) (レス) id: dfdea667fb (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - ぺろぺろキャンディーさん» コメントありがとうございます！！NEWSの絆を感じていただけましたかね(^^)？？これからもよろしくお願いします！ (2017年10月5日 23時) (レス) id: faab9ab15a (このIDを非表示/違反報告)
ぺろぺろキャンディー(プロフ) - すごくいいお話で涙が止まりませんでした。改めてNEWSってすごいなって思いました!! (2017年10月3日 21時) (レス) id: 030b341cb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおり
| 作成日時：2014年3月26日 23時
