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渋谷side
ヨコをステーションから
一番良く見えるICUのベッドにうつして
大倉の手術を待った。
丸「…Aちゃん?」
「ん?」
丸「これ。…みんなにもはい」
マルは先ほど買ってきたマグカップに
飲み物を入れて配り始めた。
「…これ、私のカップじゃないよ?」
錦「マルがみんなの分買ってきてくれたんよ」
丸「Aちゃんは、優しくて柔らかくてどんな色にも染まれる…ホワイトのマグや」
「…」
丸「…俺、今回ほんまに2人の命が危ないと思ってん…。すごい怖くて……。そん時な?
Aちゃんが頭に出てきたんよ…」
「あたしが…?」
みんなも真剣にマルの話に耳を傾ける。
丸「うん。Aちゃん…あかりちゃんの時…こんな気持ちやったんやな…って」
錦「マル…」
丸「…俺らはいまこうやってたくさんの仲間がおって、大丈夫やって支え合ってきたけど…。Aちゃんはその時、近くに村上くんしかおらんかったんよな…?」
「…ん…」
丸「…助けたいって…思った」
丸「誰かのために、命を救わなきゃって思ったんはじめてなんよ…」
「マルちゃん…」
丸「いや、今までこの患者さんをご家族の元へ返したいとか思ったよ?でも…なんていうか…もっともっと大切な…んん…」
マルは自分で言いながら
こんがらがってきたみたいで
頭を抱え始めた。
マル…
お前のいいたいことは
よぉわかったで…
やっぱお前はあったかい奴や…
それはな。マル。
お前がAを大切に思う気持ちが
誰よりも強いからこその思いなんやで…。
「マルちゃん…?」
丸「…ん?」
「ありがとう。マルちゃん」
丸「…いや、でも実際なんも…」
「マルちゃんの存在自体が支えになったよ」
丸「…Aちゃん…」
。
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しおり(プロフ) - 美久モンさん» とーーーーっても返信遅くなりすみません、、(>_<)コメントありがとうございました!! (2017年3月19日 0時) (レス) id: faab9ab15a (このIDを非表示/違反報告)
美久モン(プロフ) - なんか二回も送ってしまった…すいません… (2015年3月30日 16時) (レス) id: 5a8fdf1d9e (このIDを非表示/違反報告)
美久モン(プロフ) - 面白かった~( ´∀`)これからも頑張ってください! (2015年3月30日 16時) (レス) id: 5a8fdf1d9e (このIDを非表示/違反報告)
美久モン(プロフ) - 面白かった~( ´∀`)これからも頑張ってください! (2015年3月30日 16時) (レス) id: 5a8fdf1d9e (このIDを非表示/違反報告)
ゴリちゃん(プロフ) - さし鈴木さん» あ、のちにゴリちゃんになるしおりですー(笑)コメントありがとうございます^_^!!手に汗握っていただけるような作品を作りたかったのでとっても褒め言葉です!ありがとうございます!!これからも応援よろしくお願いします^_^ (2015年3月19日 20時) (レス) id: a4225f1a6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しおり | 作成日時:2014年12月27日 9時