8人で〜涙雨〜3nd

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渋谷side





405号室の患者さん退院…っと。





渋「これ。総合受付に出しといてくれへん？」



看「わかりました」







大倉…


目、さめへんなぁ…









ステーションから眺めると
大倉の首がヨコの方へと向いた。









渋「…！！う、動いた！」



いや、まじでクララが立ったばりの嬉しさやんなこれ！！






PHSでみんなへ連絡を入れて
すぐにICUへと入った。









渋「大倉！！！」




大「…すば…るくん…」




渋「…お前…大丈夫かぁ？ほんま…なんぼ心配かけんねん…」




大「…ごめ…んなぁ…。俺のせい…やねん…。俺が、横山くんの…言う事すぐ…きかへんかった…から…」




渋「ったく…」









「「大倉(たつ)！！！！」」





大「…わぁ…みんなや…」




錦「ったくお前ゴルァ！なんぼ心配かけとんねん！！あ”！？どんだけ寿命縮まった思うとるん！？！？ほんま無理すんのもええ加減にせぇや！！」




大「…ごめ、んなぁ…」




「ちょ、りょうち、」
丸「…んーん」





マルはAの肩に手を回し首を横に振った。




Aはまだわからへんかもしれんけど
これも亮の優しさやねん。
口が悪くてごっつキレてるように
みえるかもしれへんけど…
本当は心の底から心配しとったんや。

本当は誰よりも繊細で優しい子なんや。






大倉もそれをわかっとるからか
とくに驚いた表情もみせず
むしろ少し嬉しそうやった。









そしてこれは亮の……




錦「もーこんなん巻き込まれるようならヘリ乗せへんからなぁ！！わかっとんのか！！？」





大「…おん。わかっ…とるで…」





錦「…もぉ”ーー！！！あ”ぁ！！…っ。なんやねんもぉー…っ。ほんま…っ。よかった……っ」





亮の、強がり。照れ隠しやねん。





。

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