66 ページ36
村上side
ーピッピッピッ
「…っ、だめだ…動かない…っ」
村「…残念やけど…」
傷の深さ、出血の多さ、出血の経過時間からみてもうこの人は助からへん…
「…はぁ、はぁ、ちょっと！！ここまで、生きといて、なに死のうとしてんのよっ！！」
馬乗りになり心臓マッサージを続けながら言うA。
久々にこんな熱いAみたわ…
「あんたっ！家族は！？恋人は！？はぁ、はぁ、友達1人くらいいるんでしょ！？」
…あいつらと会って違う意味での命の大切さを学んだんやな…。
「はぁ、はぁ、…起きなさいよ！！
…っ、！？……ヒナちゃん…っ？！」
俺はAの腕を掴んだ。
「離してっ！」
村「A！！…お前ならもうわかってるやろ？…もうだめや…」
「はぁ、はぁ、…っ」
ーピッピッ…ピィーーーー…プツッ。
残酷に鳴り響く心電図のスイッチを切った。
村「お前がこうやってる間にも患者は増える。助かる命から救って行かんと…」
「はぁ、はぁ…。ごめん…」
村「ほな、次いくで？」
「…ん」
ーザザッ
横『A！！取れる！？！？』
シーバーからはヨコの焦った声が聞こえてきた。
なんかあったんか？
A『はい増田。どうしたの？』
横『近くにレスキューおったらトラックからガソリンって漏れてたか聞いてほしいねん！』
村「…ガソリン…」
A『わかった！』
ーブツッ
村「…早めに聞いた方がよさそうやな」
「…うん。…あっ！」
丁度テント内に入ってきたレスキュー隊を捕まえた。
「あの、トンネルのトラックの安全確認した時ってガソリン漏れていました？」
レスキュー「ガソリンですか？いえ、漏れていませんでした！」
村「…やばいな」
「うんっ。あの、トラックからガソリンが漏れているみたいなんです！」
レスキュー「本当ですか！？ありがとうございます！すぐに中の者と連絡を取ります！！」
…ヨコ…たっちょん……っ
。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 275人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゴリちゃん(プロフ) - 凛さん» 物語で二台使おうと思っていたのでオリジナルで1を付けていました！結果2台でてこなかったんですがね！完全オリジナルなのでご了承を。 (2016年4月5日 22時) (
レス) id: faab9ab15a (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - ○○ドクターヘリ1って言ってますが･･「1｣は消防隊員たちが言うのであってドクターヘリに乗ってる医者は言わないんじゃないかなと思いますが･･「コードブルー」でも言ってませんでしたし。 (2016年4月4日 13時) (レス) id: 348ff41b9c (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 倉安LoVeさん» ありがとうございます！！おたのしみにー（＾ω＾） (2014年12月26日 12時) (レス) id: f19556adac (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - YOUMIさん» メリークラスマス！(笑)そうなんですね！！3馬鹿の絡みもう少し増やしたいなーと思っていたところです^_^！お仕事お互いお疲れ様でした、、、(笑) (2014年12月26日 12時) (レス) id: f19556adac (このIDを非表示/違反報告)
倉安LoVe - 応援してます(^^) (2014年12月26日 0時) (レス) id: d9d1b0f61b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しおり
| 作成日時：2014年12月10日 12時
