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錦戸side
次の日俺たちは群青色のユニホームに身を包み
聴診器を首からかけて、名札を胸に付けカンファレンスルームへ。
丸「ドキドキやなぁ」
錦「せやなぁ」
「おはよー」
「「おはようございます!」」
「固っ苦しいなー(笑)」
横「一応先輩やし挨拶ぐらいはなぁ…」
「気にしなくていいよ」
横「…」
横山くんもしかしてAの笑顔に照れてんとちゃうの?(笑)
「じゃあ始めます」
Aが仕切ってるんや…
仕事となると顔つきがやっぱり変わる。
無駄なものは一切取り入れず
サクサクとこなしていく感じ?
効率の悪い事が嫌いな俺からしたら
すげー気持ちええけどな。
「以上、今日もお願いします」
「解散!」
ニコッと笑って部屋から出て行った。
先生「Aちゃんの日は早いから嬉しいよなぁ」
先生「さすがだよな」
そんな会話が耳に入ってきた。
Aって仕事中あんなんやけど
結構慕われてるんや…?
ーーーー
錦「はやい…」
ーーーー
パッと昨日の手術を思い出す。
……腕がいいからか。
ーービビビビッ!!
「はい、八ノ瀬救命救急センター」
《救急車の受け入れお願いします。大型バスが横転して重症者4名です》
「了解です。運んでください」
丸「くるでくるでー!」
錦「…準備せな」
結構重いのが来そうやなぁ…。
しばらくすると救急車で運ばれて来た患者で
ベッドがどんどん埋まっていく。
錦「聞こえますかー?病院ですよー?エコー準備。それと挿管セット」
看「はい」
錦「…」
んやねん、口の中切ってて血の海や…。
視界悪すぎてこんなんじゃ見えへん…
横「俺やっとこか?」
吸引してからにするか…
「亮ちゃんどうしたのー?」
…亮…ちゃん?あぁ、俺か
隣のベッドで処置中のAが聞いてくる。
錦「口の中切ってて視界が悪いねん」
「切りな」
錦「…は?」
横「…」
「は?じゃない。輪状甲状靭帯切開。できるでしょ?」
錦「でも、」
「吸引なんて時間の無駄。
はやくしないと死ぬよ?」
Aの一言にそれぞれ処置中ながらも顔を上げた。
渋「…」
安「…亮…」
大「そんな…」
丸「…Aちゃん…」
。
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ゴリちゃん(プロフ) - 凛さん» ご指摘ありがとうございました! (2016年4月5日 22時) (レス) id: faab9ab15a (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 23「観察室」が「監察室」になってます。刑務所ですよ?「監察」のほうは。 (2016年4月4日 13時) (レス) id: 348ff41b9c (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 12「いつもより」が「いつもりよ」になってます。 (2016年4月4日 13時) (レス) id: 348ff41b9c (このIDを非表示/違反報告)
浅香(プロフ) - ほんまごめんX-<次は一番右の星を押すからね!(笑)これからもみるからねーん! (2014年11月30日 21時) (レス) id: 5505e10e30 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - YOUMIさん» うわぁーご丁寧に…ありがとうございます>_<!皆様本当に優しくて私の気持ちにこたえてくれるのがすごく嬉しいです(;_;)!これからもいい作品を届けられるように頑張ります^_^応援よろしくお願いします! (2014年11月30日 14時) (レス) id: f19556adac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しおり | 作成日時:2014年11月20日 0時