04-38 念 ページ38
◆ ？？？？ / 7:15PM ◆
・・《HeeChul》・・
そっぽを向いたまま怒っているAを見つめながら、おい…これどうすんだよ。どう修復すんだ。と焦っている俺。
いつもはあっさりしているくせに、今日は怒っている時間が長い。
こいつが俺を見ない時は何故か妙に焦る。
とりあえず黙るのだけはやめろって言ってんのに。
文句でも何でも良いから言ってくれりゃ、俺も悪かったとか…声に出して言えるかも。
そこは俺にも未知なる世界だから試してみようぜ。
だからほら、こっち向けよ。
声にせずに念を送り続ける俺は一体どうしたって言うんだ。
いつもみたいに声に出してしまえば楽なのに、言ったら余計に怒らせるかも知れないと思ったら、とりあえず黙って様子を見た方が賢いんじゃないかとか…考えたりしてんだよ。
Aを目の前にすると、いつもの俺様と言う名の自信ってもんが小さくなる。
だが自分を変える事ほど難しいもんはない。
俺は意地っ張りな性格なんだよ。
そんな俺が、いつまでも怒ってないで俺を見てくれないかなんて事が言えるわけねぇだろ。
んなこと言えるなら美味いくらい言ってるっつーの！
とりあえずこっちを向けと念を送っていたら、Aが溜め息をついて本当にこっちを見た。
しっかりと目が合って、それだけで安堵してしまう。
俺が目の中に映りさえすれば、こいつならきっと声を掛けてくれるんじゃないかと。
ほら頑張れよ。あとは声出すだけだぞ？ん？
俺の想いとは裏腹にAの口から出て来たのはさっきのよりも長くてでかい溜め息だった。
『な、何だよ』
『別に。お箸が止まってるけど、不味けりゃ別に食べなくていいから』
『誰も不味いなんて言ってねーだろ』
『じゃぁ覚えておくことね。まぁまぁって言葉は褒め言葉じゃないって事！』
あんたのせいですっかり冷めたと、飯を食いながらぶつぶつと文句を言って来る。
『お前がぷりぷりするからだろーが。てか、俺のまぁまぁは褒めてんだよ！』
俺も文句を言い返しつつ、ちゃっかり本音を挟んで箸を手にする。
『あっそ。けど私には全く響いてないから。今度まぁまぁって言ったら本当にぶん殴る』
まだ不機嫌そうな顔だが、俺を見ているし声も出してる。
それだけで安心してしまう俺っておかしいか？
結局文句を言われても悪かったとは言えなかった。
その代わりに俺はまたAを見つめて念を送る。
『何よ』
『別に何でもねーよ』
…何があっても俺だけを見てろよと。
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ﾓｼﾞｮ(プロフ) - K-POPさん» ＞K-POPさん☆ こちらにもコメントを！ありがとうございます！あ、やっぱりお父さんに邪魔するなよと思いました？(笑) ねー！あと少しだったのに！黙って風呂に行っておくれ！(笑) (2013年4月10日 3時) (
レス) id: 50fa2c5794 (このIDを非表示/違反報告)
K-POP(プロフ) - お父さん(T_T)あと少しだったのにー(笑 (2013年4月5日 14時) (レス) id: 7b8ef4342b (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞SuHyunさん☆ そうなんです、お父さんも出てきました！いっぱい出てくるかは分かりませんが、ちょこちょこ出る予定です・・。次の章でもよろしくお願いします★ (2012年7月24日 0時) (レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞maruさん☆ お父さん！邪魔しないでΣ(T□T) もうちょっとで・・・くそー！(笑) 次の章でもよろしくお願いします♪ (2012年7月24日 0時) (レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
SuHyun(プロフ) - お！ お父さん登場！ 次章も気になります♪ (2012年7月22日 23時) (レス) id: 89311b5f2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾓｼﾞｮ
| 作成日時：2012年6月16日 22時
