04-23 信じてくれるだろうか ページ23
◆ 2010.12.14 / 9:20PM ◆
・・《HeeChul》・・
宿舎に帰る車の中で携帯を見ていた。
電源が立ち上がるとすぐに色んなやつからのﾒｰﾙが届いたんだ。
大概は前回と一緒で、仲の良い仲間からは記事を読んで俺を心配するﾒｰﾙだった。
それからとうとう母ちゃんからのお怒りのﾒｰﾙと、電話の着信も入っていた。
母ちゃんからのﾒｰﾙの内容は、しっかりしなさいバカ息子だとよ。
バカ息子で悪かったな。けど俺は、ごめんなさいとかって謝ったりしねぇからな。
母ちゃん。あんたのバカ息子は記事になるほど有名だってこった。
…とか、調子に乗った返事を打とうものなら、ﾏｼﾞでぶん殴られそうだから言わねーけど。
まぁ、でもその後に“お前を信じてる”って言葉も入っていた。
これにはやっぱさすがは母ちゃんだなと思った。無条件で俺の事を信じてくれる。
そんな事を考えていた時に、ﾋｮﾝの携帯が鳴った。
電話に出たﾋｮﾝの口調が、やたら畏まっている事から考えて、多分上の人間からだろう。
どうでも良い。んな事よりも早く宿舎に着かねぇかな。
宿舎に着く前に仲の良いやつらに返事を送っておこうと思い、携帯を触っていたら、電話を終えたのかﾋｮﾝに呼ばれた。
顔を上げると、ﾊﾞｯｸﾐﾗｰ越しに目が合った。
「何だよ」
「あの女の件だが、話が出来るかも知れないぞ？」
「社長が何とかしてくれたのか？」
今はまだ確定ではないが、ほぼそういう場を作ってくれると思うという報告だった。
ただし条件があり、話がでかくならないために内密に会う事になるという事と、ﾋｮﾝとｼﾞｮﾝｽ、社長秘書を同席させる事だってよ。
「あぁ、別に良い。俺はあの言葉さえ告げられれば何だって良い」
「分かった。ｼﾞｮﾝｽには俺から言うから。くれぐれも他のやつには言うなよ？」
「あぁ、分かった」
宿舎の地下駐車場に着き車から降りる俺に、ﾋｮﾝがまた詳しく決まったら報告すると言って来た。
分かったと返事をしてﾋｮﾝと別れてﾏﾝｼｮﾝ内まで歩いているが、どうも足取りが重い。
さっきまでは早く宿舎に着いて欲しかったのだが、今は色々と考える事が出来たせいだ。
あの女と話をしたいと言い出したのは俺だが、Aに何て言おうかなとか、会うって言ったらあいつをまた泣かせてしまうんだろうかとか思ったら…。
かと言って黙っているのは俺の道理に反するしな。
けど、ちょっと。あいつは無条件に俺を信じてくれるだろうかって、ちょっとな。
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ﾓｼﾞｮ(プロフ) - K-POPさん» ＞K-POPさん☆ こちらにもコメントを！ありがとうございます！あ、やっぱりお父さんに邪魔するなよと思いました？(笑) ねー！あと少しだったのに！黙って風呂に行っておくれ！(笑) (2013年4月10日 3時) (
レス) id: 50fa2c5794 (このIDを非表示/違反報告)
K-POP(プロフ) - お父さん(T_T)あと少しだったのにー(笑 (2013年4月5日 14時) (レス) id: 7b8ef4342b (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞SuHyunさん☆ そうなんです、お父さんも出てきました！いっぱい出てくるかは分かりませんが、ちょこちょこ出る予定です・・。次の章でもよろしくお願いします★ (2012年7月24日 0時) (レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞maruさん☆ お父さん！邪魔しないでΣ(T□T) もうちょっとで・・・くそー！(笑) 次の章でもよろしくお願いします♪ (2012年7月24日 0時) (レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
SuHyun(プロフ) - お！ お父さん登場！ 次章も気になります♪ (2012年7月22日 23時) (レス) id: 89311b5f2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾓｼﾞｮ
| 作成日時：2012年6月16日 22時
