04-22 携帯 ページ22
◆ 2010.12.14 / 9:00PM ◆
・・《HeeChul》・・
打ち合わせが終わり、やっとこさで今日の仕事が終了した。
打ち合わせ相手が全員部屋から出て行った後、俺もすぐに席を立つ。
「ﾋｮﾝ！早く宿舎に送ってくれ！」
「あ？あぁ、やけに急いでるな？出掛けるのか？」
「出掛けるっつうか・・良いから早く立てよ」
「お前まさかあの女と会うんじゃないだろうな？」
立てっつってんのに、椅子に座ったままﾏﾈﾋｮﾝが俺を睨んで来る。
どうやら俺がﾚｲﾅに会うとでも思ってるらしい。
「ちげーよ！てか携帯没収されたままだぞ？いつ連絡したって言うんだよ！」
ﾋｮﾝは俺の携帯を自分が持っている事を完全に忘れていたんだろう。
たった今思い出したように「あ」と、短く声を上げて鞄の中を漁りだした。
そんなﾋｮﾝの姿を目にしながら、口から息が漏れる漏れる。
携帯なんてどうでも良いんだって！んな事より俺は早く帰りたいっつってんだろ！
俺が今日何のために仕事を頑張ったと思ってんだ。正直、何度仕事中に本を開いてやろうと思ったか。
でもな、約束があったから頑張れたんだよ。
毎日何のために働いてんだっけなって疑問を抱いてた俺が、あいつに会うために今仕事を頑張ってるんだと思えた。
だからさぁ〜、
「ﾋｮﾝ！ﾏｼﾞで頼むからさっさと立ってくれよ」
「分かった分かった。ほら。くれぐれも勝手な行動はすんなよ？」
ようやく立ち上がったﾋｮﾝが携帯を手渡して来る。
「しねーって」
軽く舌打ちしながら部屋から出た。
「電源切ってたから立ち上げてみろ。あの女から連絡あったんならすぐ言えよ？」
「分かったって。うっせーな」
電源ﾎﾞﾀﾝを長押ししながら電源が入るのを待った。
そんなに煩く言うならこの携帯は預けたままでも構わねぇけどな。
別にいらねーし。
携帯ってのは最高の暇潰しだったが、今日一日携帯がなくてもさほど困らない事に気づいた。
あいつと連絡が取れるわけでもねぇし。
……って、ちょっと待て。もしかして取れるかも知んねーよな？
だってあいつがいるのも地球だろ？
地球って言うのは同じ電波で繋がっているわけだから・・・いや、もう難しい事は分からんが。
ものは試しだろ。あっちに行ったらあいつに携帯番号を聞いてみるか。
もし連絡が取れたら会いに行くまでに声は聞けるって事だ。
本だけの繋がりだったのが、声でも繋がれるかも知んねーよな？
おいおいおい、こりゃ何だ？この心が弾む様な感覚は。
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ﾓｼﾞｮ(プロフ) - K-POPさん» ＞K-POPさん☆ こちらにもコメントを！ありがとうございます！あ、やっぱりお父さんに邪魔するなよと思いました？(笑) ねー！あと少しだったのに！黙って風呂に行っておくれ！(笑) (2013年4月10日 3時) (
レス) id: 50fa2c5794 (このIDを非表示/違反報告)
K-POP(プロフ) - お父さん(T_T)あと少しだったのにー(笑 (2013年4月5日 14時) (レス) id: 7b8ef4342b (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞SuHyunさん☆ そうなんです、お父さんも出てきました！いっぱい出てくるかは分かりませんが、ちょこちょこ出る予定です・・。次の章でもよろしくお願いします★ (2012年7月24日 0時) (レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞maruさん☆ お父さん！邪魔しないでΣ(T□T) もうちょっとで・・・くそー！(笑) 次の章でもよろしくお願いします♪ (2012年7月24日 0時) (レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
SuHyun(プロフ) - お！ お父さん登場！ 次章も気になります♪ (2012年7月22日 23時) (レス) id: 89311b5f2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾓｼﾞｮ
| 作成日時：2012年6月16日 22時
