04-18 ｼﾞｮﾝｽの顔は百面相 ページ18
◆ 2004.12.14 / 3:00PM ◆
・・《A》・・
今日の講義が終わり、講義中にｵｯﾊﾟが降って来なくて良かったなと一安心しながら学生から主席表を受け取る作業をしていた。
次々に学生が教室を後にするのに、ｼﾞｮﾝｽは席に座ったまま。
更にはこっちを見ているけれど、あの人何してんの？
まぁ、いつも大概最後の方に出席表を出しに来るんだけどさ。
講義中、今日はいつもよりも目が合った気がする。
結局一番最後に私の所にやって来たｼﾞｮﾝｽ。
『何で最後なの？』
『Aちゃんと話したいからですよ』
そう言って爽やかに微笑むｼﾞｮﾝｽに少し驚いた。
よくもまぁ恥ずかしげもなく、そんな言葉をすんなりと口から出せるもんだと。
私にその口を譲ってくれない？
『それ色んな女によく言ってんでしょ』
ｼﾞｮﾝｽから出席表を受け取って整理しながら何気なく聞いた。
『言ってないって！何でそんなこと言うんだよ！』
顔を上げるとｼﾞｮﾝｽは眉間に皺を寄せてﾌﾟﾘﾌﾟﾘしていた。
おい…さっきの爽やかな笑顔はどこ行った。この人は本当にころころと表情が変わる人だな。
『ｼﾞｮﾝｽって怒りっぽい性格なのね』
『あのねー、誰のせいで怒ってると思ってんの？』
私のせいかと目で訴えると、うん、とｼﾞｮﾝｽは首で訴えて来る。
『はいはい、ごめんごめん』
わざとこんな謝り方をするとｼﾞｮﾝｽは頬を膨らました。
何だかおかしくなって来て口端が上がる。
『僕のこと苛めて楽しんでるんでしょ。やっぱAってばSっ気強い！』
『いや、普通ですけどね』
『…ね、今の気づかなかった？』
『はい？何の事？』
見上げていたら、ｼﾞｮﾝｽは教卓に右肘をついて頬杖をつき、私と目線の高さを合わせた。
『僕…今Aって呼んだんだよ？』
目を細めてにっこりと微笑む。
別に呼び捨てにされようが構わないけど・・
私も同じ様に頬杖をつき、ｼﾞｮﾝｽって小慣れてる感があるよねと言って片方の口角を上げた。
ｼﾞｮﾝｽは哀しそうな顔になり、『呼ぶのに勇気いったのに…』と拗ね出した。
私が笑っていたら、『ﾄﾞS・・』と口を尖らせたまま睨んで来る。
ｼﾞｮﾝｽの顔は百面相。凄いな、本当に忙しい人だ。
でも何か良い。素直って感じが出てて可愛らしい。
私もあんたみたいな性格だったら、まだ可愛いかも知れないのにね。
だってｵｯﾊﾟは私よりも意地悪だもん。
私も意地悪じゃ好きになってくれないかも知れない。
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ﾓｼﾞｮ(プロフ) - K-POPさん» ＞K-POPさん☆ こちらにもコメントを！ありがとうございます！あ、やっぱりお父さんに邪魔するなよと思いました？(笑) ねー！あと少しだったのに！黙って風呂に行っておくれ！(笑) (2013年4月10日 3時) (
レス) id: 50fa2c5794 (このIDを非表示/違反報告)
K-POP(プロフ) - お父さん(T_T)あと少しだったのにー(笑 (2013年4月5日 14時) (レス) id: 7b8ef4342b (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞SuHyunさん☆ そうなんです、お父さんも出てきました！いっぱい出てくるかは分かりませんが、ちょこちょこ出る予定です・・。次の章でもよろしくお願いします★ (2012年7月24日 0時) (レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞maruさん☆ お父さん！邪魔しないでΣ(T□T) もうちょっとで・・・くそー！(笑) 次の章でもよろしくお願いします♪ (2012年7月24日 0時) (レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
SuHyun(プロフ) - お！ お父さん登場！ 次章も気になります♪ (2012年7月22日 23時) (レス) id: 89311b5f2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾓｼﾞｮ
| 作成日時：2012年6月16日 22時
