04-17 犬っころさんと晩ご飯 ページ17
◆ 2010.12.14 / 7:00PM ◆
・・《RyeoWook》・・
収録を終えて控え室に戻る廊下を歩きながら、ﾒﾝﾊﾞｰから色んな音が聞こえて来る。
ｿﾝﾐﾝﾋｮﾝからは咳の音で、ﾄﾞﾝﾍﾋｮﾝからは鼻を啜る音と鼻声。
伸びをするｳﾆｮｸﾋｮﾝの声に、ｷｭﾋｮﾝからは疲れたのか溜め息。
あとのﾋｮﾝからは話し声。
ﾄｩｷﾞﾋｮﾝに至っては終始機嫌が良いみたいで鼻歌。
“No Other”を口ずさんでいるんだけど、今さっき歌って来たばかりだって言うのに、少し音が外れてるよ。
さらに僕のすぐ近くで、ﾋﾁｮﾙﾋｮﾝから大きな舌打ちが聞こえて来た。ﾄｩｷﾞﾋｮﾝとは違って凄く機嫌が悪そうだ。
機嫌の悪いﾋﾁｮﾙﾋｮﾝに話し掛けられるのは決まったﾒﾝﾊﾞｰしかいない。
まずはﾄﾞﾝﾍﾋｮﾝだけど、何だか辛そうで今はそれどころじゃなさそう。
次にﾄｩｷﾞﾋｮﾝだけど、今のﾋｮﾝの頭の中はきっとお花畑が広がっていて自分の世界の中にいる。
あとはｼｳｫﾝﾋｮﾝだけど、ﾋｮﾝってﾋﾁｮﾙﾋｮﾝの機嫌の悪さに気づくまでは時差があるためｽﾙｰだ。
「ﾋﾁｮﾙﾋｮﾝも疲れた？それとも風邪ぶり返しちゃったとか？」
仕方なく僕が話し掛けてみる事にした。
「いや、そんなんじゃない。お前は今から帰れるから良いよな」
「ﾋｮﾝも今日は早く終わるでしょ？9:00PM過ぎだっけ？」
「・・なげーんだよ」
ﾋﾁｮﾙﾋｮﾝはまた舌打ちをすると、僕の頭をﾎﾟﾝと撫でて控え室の中に入って行った。
もしかして犬っころさんと会う約束してるとか？
「ﾋﾁｮﾙﾋｮﾝ！今日晩ご飯いる？」
部屋の中に入って声を掛けるとﾋﾁｮﾙﾋｮﾝは衣装を脱いでいたが、その動きを止めて一呼吸置いてから要らないと言って来た。
犬っころさんが用意してくれるからかな。でも何でちょっと考えたんだろう。
「ﾋﾁｮﾙﾋｮﾝ！」
僕が呼び過ぎたせいで、ﾋﾁｮﾙﾋｮﾝに舌打ちを貰う事になった。
「ごめんね？でも今日帰って来る？」
「は？当然だろ。仕事が終わったら即効で帰る」
「え？それなのにご飯は要らないの？」
「要らねーって。もう話し掛けんな」
ﾋﾁｮﾙﾋｮﾝはそう言うと着替える事に専念し出した。
すぐに帰って来るのにご飯は要らないとか…変だな。
ﾋｮﾝが早く帰って来る時は絶対に、腹が減ったから何か作れって言って来るのに。
最近のﾋｮﾝはﾇﾅと一緒で分からない事が多い。
だけどﾇﾅとは違ってﾋｮﾝはどこか楽しそうだ。
04-18 ｼﾞｮﾝｽの顔は百面相→←04-16 振り返った景色と友達
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 72人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - K-POPさん» ＞K-POPさん☆ こちらにもコメントを！ありがとうございます！あ、やっぱりお父さんに邪魔するなよと思いました？(笑) ねー！あと少しだったのに！黙って風呂に行っておくれ！(笑) (2013年4月10日 3時) (
レス) id: 50fa2c5794 (このIDを非表示/違反報告)
K-POP(プロフ) - お父さん(T_T)あと少しだったのにー(笑 (2013年4月5日 14時) (レス) id: 7b8ef4342b (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞SuHyunさん☆ そうなんです、お父さんも出てきました！いっぱい出てくるかは分かりませんが、ちょこちょこ出る予定です・・。次の章でもよろしくお願いします★ (2012年7月24日 0時) (レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞maruさん☆ お父さん！邪魔しないでΣ(T□T) もうちょっとで・・・くそー！(笑) 次の章でもよろしくお願いします♪ (2012年7月24日 0時) (レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
SuHyun(プロフ) - お！ お父さん登場！ 次章も気になります♪ (2012年7月22日 23時) (レス) id: 89311b5f2f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ﾓｼﾞｮ
| 作成日時：2012年6月16日 22時
