04-14 最後の恋と向こう ページ14
◆ 2010.12.14 / 3:50PM ◆
・・《LeeTeuk》・・
ﾋﾁｮﾙとｷｭﾋｮﾝに思い出話を聞いて貰えず、一人でまたAとの思い出に浸る。
今年はすっかり忘れていたけれど、頭に戻ってくれば当時の自分に戻るなんて容易い。
毎年この季節が来ると思い出してたから。
今年は忘れ掛けていたけどね…。
だけどﾋﾁｮﾙのあの本のおかげで今年も忘れずに済んだ。だから礼を言った。
思い出の中でも絶対に忘れたくない大切な思い出ってあって、その中の一つにAとの事も入っている。
思い出の数は少ないけど、だからこそ余計に大切に思うのかも知れない。
Aとの会話も、その時の自分の感情も、驚くほど鮮明に覚えているんだ。
若い学生の頃はﾊﾟｸ・ﾊﾟﾗﾑなんてあだ名で呼ばれたりもしたけど、実はｼｬｲで気になっていたくせに彼女には話し掛ける事が出来なかった。
彼女の笑ったところをあまり見た答え事がなく、踏み込めない空気が出ていたのが原因だった。
あの時も思ったけど、もっと早くに話し掛けてれば良かった。
そうすれば、僕の恋が叶ったかどうかなんて分からないけど、もっと沢山の思い出は作れたんじゃないかなと思う。
叶わない恋は他にもあったのに、どうしてAだけ特別なのか。
理由はちゃんと分かってる。
あの頃はﾃﾞﾋﾞｭｰの話が出ては何度も流れてという感じで、喜んではぬか喜びに終わるのを何度も繰り返していた。
ﾚｯｽﾝばかりの毎日にも疲れていて、もうﾃﾞﾋﾞｭｰは出来ないんじゃないかと諦め掛けていた。
そんな先の見えない時間を過ごしていた僕の唯一の楽しみが、Aを見る事で。
彼女は気づいてくれなかったけれど、Aが座っているﾍﾞﾝﾁの隣のﾍﾞﾝﾁに何度か座った事がある。
Aはそこから見える並木道をずっと見つめたり、本を読んだりしていて、僕とは違った時間の使い方をしていた。
ゆっくりと流れる空間に一緒にいるだけで、凄く癒される気がした。
それが理由だし、あとはただのﾊﾟｸ・ｼﾞｮﾝｽの最後の恋だからかも知れないな。
翌年になってﾃﾞﾋﾞｭｰする事が決まり、僕はSJという名前とｲﾄｩｸという名前を貰った。
A…。僕は今、あの並木道のどの辺まで来ただろう。
確かに君が言った通りで、僕があの日描いた“向こう”は先が見えなくて永遠に続きそうだよ。
それに君の言った通り、振り返った時の景色もなかなか綺麗だと思えている。
Aは？“向こう”に向かって歩いてる？
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ﾓｼﾞｮ(プロフ) - K-POPさん» ＞K-POPさん☆ こちらにもコメントを！ありがとうございます！あ、やっぱりお父さんに邪魔するなよと思いました？(笑) ねー！あと少しだったのに！黙って風呂に行っておくれ！(笑) (2013年4月10日 3時) (
レス) id: 50fa2c5794 (このIDを非表示/違反報告)
K-POP(プロフ) - お父さん(T_T)あと少しだったのにー(笑 (2013年4月5日 14時) (レス) id: 7b8ef4342b (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞SuHyunさん☆ そうなんです、お父さんも出てきました！いっぱい出てくるかは分かりませんが、ちょこちょこ出る予定です・・。次の章でもよろしくお願いします★ (2012年7月24日 0時) (レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞maruさん☆ お父さん！邪魔しないでΣ(T□T) もうちょっとで・・・くそー！(笑) 次の章でもよろしくお願いします♪ (2012年7月24日 0時) (レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
SuHyun(プロフ) - お！ お父さん登場！ 次章も気になります♪ (2012年7月22日 23時) (レス) id: 89311b5f2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾓｼﾞｮ
| 作成日時：2012年6月16日 22時
