04-02 前に進めば良い ページ2
◆ 2010.12.14 / 10:55AM ◆
・・《HeeChul》・・
社長の話す事や言葉に衝撃を受けた。
す・・いや、捨て駒ってな。おい。
あんな女どうなろうが俺の知ったこっちゃねぇと思っている自分と、捨て駒扱いはないだろうと思っている自分がいる。
「俺が表立って否定すれば、あいつはどうなるんです？」
「切られるんじゃないか？今はもう既に秒読みだろう」
「責任を押し付けてって事ですよね」
「だろうな」
・・・簡単だよな。
俺達は所詮、金を稼いで来る道具に過ぎない。
一歩間違えれば俺達も一緒だ。今は大切にされているが何年後にはどうだ？
そんなの分かんねーよな。飽きられたら簡単に捨てられるかも知れない。
未来がそうならないために俺達は今を頑張ってる。
ﾚｲﾅは事務所が自分を切ろうとしてるのが分かって、俺に相談しようと会いたがってたのかもな。
元はと言えばお前が事務所の犬に成り下がったのが原因で、俺はその被害者だぞ。
俺に助けを求められても正直お門違いだろうとは思うが・・・
「俺、一度ﾚｲﾅと話したいんですけど」
全員の視線が一気に俺へと集る。
何言ってんだと思ってんだろ？自分でも思うぐらいだからな。
別にあの女の相談に乗ってやりたいとか、助けてやりたいとかじゃない。
こんな話をしてる時でも俺の頭の中にはしっかりとAがいるんだ。
あいつがﾚｲﾅを気にしてるってのも分かってんだけど、あいつがいるからこそ思う事がある。
俺はあいつの気持ちや、考えている事を奇跡に近い形で知る事が出来ている。
小っ恥ずかしいが、人を愛したり愛されたりする事って、幸せで満たされる事なんだなと思ったりすんだよな。
ﾚｲﾅの視点から見れば全く満たされなかったはずだ。
何しろ俺は、あの女を一度も愛してると思った事がないんだからな。
Aに心を開いたせいで、弱音を吐いちまったせいで、今まで突っぱねていた気持ちも素直に受け止める事が出来た。
皮肉な事に、気持ちの一方通行の辛さも分かんだよ。
愛してくれもしないやつにずっと縋るとか正直きついだろ。
「そんな事が知られたらまた話がでかくなる。まさかこの話題に乗ってやるつもりか？」
「そんなんじゃねーよ」
ﾋｮﾝに向かって答えたら、社長にそれならどういうつもりなのか言ってみろと言われた。
「伝えたい事があるだけです」
「伝えたいこと？それは何だ？」
「俺は、お前を愛してなかった、と」
あの女も前に進めば良い。
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ﾓｼﾞｮ(プロフ) - K-POPさん» ＞K-POPさん☆ こちらにもコメントを！ありがとうございます！あ、やっぱりお父さんに邪魔するなよと思いました？(笑) ねー！あと少しだったのに！黙って風呂に行っておくれ！(笑) (2013年4月10日 3時) (
レス) id: 50fa2c5794 (このIDを非表示/違反報告)
K-POP(プロフ) - お父さん(T_T)あと少しだったのにー(笑 (2013年4月5日 14時) (レス) id: 7b8ef4342b (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞SuHyunさん☆ そうなんです、お父さんも出てきました！いっぱい出てくるかは分かりませんが、ちょこちょこ出る予定です・・。次の章でもよろしくお願いします★ (2012年7月24日 0時) (レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞maruさん☆ お父さん！邪魔しないでΣ(T□T) もうちょっとで・・・くそー！(笑) 次の章でもよろしくお願いします♪ (2012年7月24日 0時) (レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
SuHyun(プロフ) - お！ お父さん登場！ 次章も気になります♪ (2012年7月22日 23時) (レス) id: 89311b5f2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾓｼﾞｮ
| 作成日時：2012年6月16日 22時
