やぶひか 短編集*° part2

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薮side


薮/？『あ！』


生徒を教室へ移動させようとした時

ふと目に入った桜のあのこ


俺の生徒だったのか…

あ、やばい。他の生徒がざわざわしちゃった


薮「これから、あなた達の教室に行きます。静かについてきてください。」


？「なぁひかー」


おい、静かにしろって言ったろ


？「なに？」


桜の子に話しかけてんのか？

じゃあ、ひかって名前？すげーな


？「あの人と知り合いなの？」


？「や、違うよ。ちょっとね」


普通言わないよな、迷子で助けてもらったって


？「なに？なんかひか、うれしそう」

？「べつに？」

？「何赤くなってんの？」

？「なってねーし！」


そんな会話を聞きながら教室へと足を運んだ


♢+°♢+°

薮「はい、出席番号順に座ってー」

生徒『はーい』


軽いな


薮/？『え？』


まじか、あの桜の子、席目の前じゃん


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

光side


やばいじゃん、

まさかの俺の担任だったなんて

しかも席が教卓の前じゃん！


どうしよう、俺心臓もつかな？///


？「じゃあまず、先生から自己紹介するから」


そう言って黒板に書き始めた


？「俺の名前、薮宏太って言います。よろしくー。聞きたいことあったらあとにしてー。じゃあ次、廊下側から自己紹介ね」


大「まじかー、俺からじゃん！」

薮「ほらほら、早くする！」

大「有岡大貴でーす！有名の有に岡山県の岡、大きい貴族と書いて有岡大貴です☆」


なんであんな元気なの？


慧「おれー？伊野尾慧でーすっ。地図書いてる伊能忠敬とは関係ありませーん」


こっちはテキトーか


そんなこんなで俺の番




光「えっと…八乙女光です。名前、好きに呼んでいいから」

大「ひかー、いつもみたいにパッと言っちゃえよ」

光「なんでだよ！」

慧「まぁまぁ、光さ、シャイだからそこんとこよろしく♪」

光「伊野ちゃん！」

慧「きゃあ、こわーい」



全くこいつら！



薮「ふふっひかるってゆうの。」

光「え、あぁまぁ//」

薮「そっか、だから有岡はひかって呼んでるのかー」

大「せんせー、俺のこと大ちゃんって呼んでー。つか、みんな大ちゃんでよろしく」


自由だな、こいつら


薮「ひかる…」

光「はい///」

薮「よろしくなー！」

光「はぃ///」


頭ポンポンすんなよ！

俺心臓壊れそう…

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