やぶひか 短編集*° part2

大切な人 ページ37

薮side


グループの真ん中でワイワイやってる奴


八乙女光


すらっとした顔立ち

ふっくらした唇

目の下の大きな涙袋

二重の大きくてくりくりした瞳

身長の割に長い手足

細くてすらっとした指

笑うと出てくる両八重歯



すべてが愛おしい



光「薮？なんでそんな見てんの？」

薮「ひか…」

光「なっ///…なに？」


ぎゅっ


薮「愛してる…」

光「っ////ばかぁ…俺も愛してる///」



急に言われてびっくりしたのか

言ったとたん顔を上げてきた



つんつんしてるところも

急にデレデレしちゃうところも

照れたら目をそらしちゃうところも

抱きついてきて肩に顔をうずるところも

上目遣いで甘えてくるところも

ちょっと舌足らずなしゃべり方も

俺ばっかりなところも



全部好き



薮「ひかる…」

光「ん？」

薮「大好き」

光「ん////…」



こんな好きになれる相手はそういない

俺の人生の中でたった一人だけ



八乙女光というやつ。


光「ゃぶ…」

薮「ん？」

光「ねむくなってきちゃった」

薮「そっかぁ…おいで？」

光「んっ…」



眠くなったら必ず俺に甘えてくる

そのまま俺の腕の中で眠るひかる

メンバーがいることなんてお構いなし

寝るときだけは必ず俺の腕の中


そうじゃないと落ち着いて寝られないんだって

少し前に聞いた

かわいいヤツ



光「んっ…」


ﾏﾈｰｼﾞｬｰ「リップシーン行きますよー！」

薮「ひかる…おきて？」

光「んっ…やぁ……やぶぅ」


かわいい！


薮「だーめっ…早く終わらそ？そしたらまたやってあげるから」

光「やくしょく…」


あ、今噛んだ


薮「ん。約束。ほら、行くよー」



あとでいっぱい甘えさせてあげようかな


俺、ひかるには甘いな…甘すぎ？

しょうがないじゃん。好きなんだから



光「こぅた、終わった…ぎゅうは？」



今日はやけに甘いひかる

かわいいわぁ♡♡



じゃ、呼ばれてるから行くわ！


またね〜♪

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