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山田「A、明日仕事は？」
『昼からです、それもこの飲んだくれと』
山田「お前も大変だな...」
同情しているのか、可哀想な人を見る目をした山田先輩は目頭を押さえながら私の肩に手を置いた。
ちょっと一回だけ殴ってもいいだろうか。
山田「じゃあ悪いけど俺明日早いから。よろしく！」
『いつからそんなゲスになったんですか』
可哀想な人を見る目から一転、キラキラとしたアイドルスマイルを浮かべた山田先輩は菊池同様、私に厄介事の全てを押し付けて颯爽と去って行った。解せぬ。
残された私はただ呆然としたまま、相変わらず理解不能言語を発するジェシーの傍で立ちすくむだけだった。
もしこの世に輪廻転生というものが実在するなら、どうか来世はこんな顔だけは素晴らしい残念イケメンたちとは無縁な人生を送らせてほしい。
ジェシー「......え、Aじゃん。なんでいんの？」
『こっちが聞きてぇよ！なんでお前がここにいるんだよ！私はどこで道を間違った？え？』
ジェシー「どうしたのA...」
水を飲んだことによって少しは酔いが覚めたジェシーがのそりと起き上がるが、今の私に理性は小さじ一杯ほどしか残っていなかった。
その小さじ一杯でなんとかジェシーに手を出すことも家をぶち壊すこともせずに済んだが、今にも涙が溢れそうな私はただ悔しさに奥歯を噛み締める。
やはり夜更けに鳴るインターホンにまともな奴はいなかった。山田先輩だからと解錠しなければ良かった。
後悔の念は尽きない。ただ記憶のぶっ飛んでいるジェシーは自分が元凶だとも知らずに私の背中をさすってくれる。
こんなに優しい奴にお前のせいだと言って刀を振れるほど私はまだ堕ちていない。
『ジェシーごめん...私が悪かったよ。でも頼むからもうこれ以上飲んだくれにはならないで』
ジェシー「Aマジでどうしたの？泣きそうになってるよ？」
翌朝、その後の記憶は私にもジェシーにも残っていなかった。
【速報】七木、三股が発覚→←夜更け×インターホン=Dangerous
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はたけ - 待ってました！😭これからもこの調子で更新してくれると幸いです💗 (10月9日 17時) (
レス) @page43 id: 8c0f2cdea1 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - mizuiroさん» えぇありがとうございます😭😭長期休暇いただいてました。今年もよろしくお願いします✨ (2023年1月2日 10時) (レス) id: 268531d015 (このIDを非表示/違反報告)
mizuiro(プロフ) - あけましておめでとうございます！更新待ってました...！ (2023年1月1日 23時) (レス) id: c168ba2284 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり - 未来さん» これからも楽しみにしてますね！一つ質問なのですが七木ちゃんメンバーで唯一北斗だけ君付けですがなんでですか？ストーリーとして読んでみたいです！🙏 (2022年4月20日 16時) (レス) id: 679a544487 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - おにぎりさん» えぇ！そんなに褒めていただいて嬉しい限りです！キュンキュン恋愛要素ゼロのギャグ小説でよければこれからもお願いします^ ^ (2022年4月17日 11時) (レス) id: 268531d015 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未来 | 作成日時：2021年10月25日 22時
