京本大我と私。 ページ19
『お腹ぷにぷにしてる』
大我「Aの方がぷにぷにしてる」
『私今びっくりするくらいいい感じに痩せたからね？言っとくけど』
久しぶりにきょもと二人でバラエティ番組に呼ばれて内心ワクワクしていた私。楽屋に衣装が届いて、二人揃って着替えていると不意にきょもの餅に目が止まった。
白くてぷにぷにしてて本当に餅のようだった。最初にきょものお腹を餅だと言った人はなんて秀逸なんだろう。
大我「確かにA痩せたかも」
『でしょ！今回は食事制限せずに運動したから筋肉もついて嬉しいんだよね』
大我「でもAリバウンドの天才だから一ヶ月後には俺みたいなってるよ」
『リバウンドの天才って北斗くんみたいなこと言うね』
私がそう口にすると、少し気まづそうに黙りこくる京本大我さん27歳。北斗くんとの壁はまだ完全には崩れていないらしい。
個人的には、ベルリンの壁じゃねぇんだからとっととぶっ壊しちまえよとも思っていたり思っていなかったり。
大我「いいからさっさと服着たら？俺もう終わったんだけど」
『照れんなって』
大我「照れてねぇよ。何に照れんだよ」
『北斗くん。それか私』
大我「俺それだけはないって神に誓える」
むっと口を尖らせた私に、きょもは片方の口端を軽く上げて挑発的に笑うと置かれていたお菓子を口に放り込んだ。
その所作一つ一つがむだに綺麗に見えるのは何故だろうか。
『北斗くんとの仲を取り持ってあげなくもないとか考えてたのに心外だなー』
大我「結構です間に合ってます。それにAどうせ自分が楽しんじゃうじゃん」
『なぜバレてる...。んーまぁなんでもいいけどそこのネックレス取ってー』
大我「着けてあげようか？」
『きょもに頼んだらそのまま首締められそうだから自分でやる』
エスパー京本はネックレスを私にぶん投げると、不貞腐れたように明後日の方を向いた。何してくれてんだよ。これブランドのネックレスだぞ？高かったんだぞ？
そう思いつつ、拗ねたきょもを尻目に私はネックレスを首に回し、
『...ねぇ、なんか着けにくいから着けてくれない？』
大我「最初から着けてって言えばよかったんだよ」
そう言いつつどこか嬉しそうで楽しそうなきょもを鏡越しに眺めていると、ほんの数秒で着け終わった意外と器用なきょも。
私の首元で雫型をしたゴールドのネックレスが綺羅と輝いた。
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はたけ - 待ってました！😭これからもこの調子で更新してくれると幸いです💗 (10月9日 17時) (
レス) @page43 id: 8c0f2cdea1 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - mizuiroさん» えぇありがとうございます😭😭長期休暇いただいてました。今年もよろしくお願いします✨ (2023年1月2日 10時) (レス) id: 268531d015 (このIDを非表示/違反報告)
mizuiro(プロフ) - あけましておめでとうございます！更新待ってました...！ (2023年1月1日 23時) (レス) id: c168ba2284 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり - 未来さん» これからも楽しみにしてますね！一つ質問なのですが七木ちゃんメンバーで唯一北斗だけ君付けですがなんでですか？ストーリーとして読んでみたいです！🙏 (2022年4月20日 16時) (レス) id: 679a544487 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - おにぎりさん» えぇ！そんなに褒めていただいて嬉しい限りです！キュンキュン恋愛要素ゼロのギャグ小説でよければこれからもお願いします^ ^ (2022年4月17日 11時) (レス) id: 268531d015 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未来 | 作成日時：2021年10月25日 22時
