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樹「セーフ、これならバレないべ」
『そういうとこだけは高校から変わらないよねー貴様』
樹「え、貴様？急な貴様？俺泣くよ？」
『泣けるもんなら泣きな』
スマホをいじりながら、樹の方など見向きをせずに淡々と告げる私。
顔を伏せてひっく、ひっくとしゃくり上げる演技を見せつけてくる田中に、
『まぁなんでもいいからこれ書いといて』
樹「何これ」
『なんかジェシーから貰ったの。樹に書いとくように言っといてーって』
私の塩対応に飽きたのか、泣き真似をやめた樹は素直にペンを走らせる。
そんな樹を尻目にいそいそと衣装に着替えていると、上着に袖を通そうとしたところでくるりと首だけ振り向いてきた樹が、着替え中だなんて構わずに当たり前のように話しかけてきた。
樹「なぁA、ここも書くの？」
『んぇ？あーそこ書かなくていいらしいよ。あとその下のとこも』
樹「えー俺ここは書けるのに」
『ややこしくなるから書かないで』
私がそう言ってある間、樹は怪訝な表情で私の体を凝視すると一言。
樹「なんかさ、ちょっと太った？」
『...おい田中、ちょっと顔貸してみ？』
樹「ヤダよ！殴られる！」
『当たり前だろ！殴るから言ってんだよ』
うがー！と、逃げ惑う田中を追いかけ回してようやく捕まえたとき、複数の声とともに楽屋の白い扉が開き金髪二人が現れた。
慎太郎「え、なにしてんの？」
大我「.....？A服着なよ」
『慎太郎助けて襲われる！！』
樹「はぁ！？ちょ、お前！」
お互いに掴み合う体勢なのを逆手に取り、まんまと田中に襲われる女の図を完成させる私。
呆気にとられた様子の二人はポカンと口を開いてその場に立ちつくした。
樹「お前が先にしてきたんじゃねぇかよ！なんだよ襲われるって！」
『お黙り！？貴様が太った？とかデリカシーの欠片もないこと言うからじゃん！！』
慎太郎「はーいはいはい、A落ち着こうなぁ〜服着ようなぁ〜どうどうどう」
大我「樹も大人げないよ。Aに手出したら背骨抜かれるの分かってるでしょ」
これだからみんな私と樹の二人だけにしたがらないんだよ。酸性とアルカリ性みたいになるから。
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どうも、作者の未来です。
こちらのPart2ですけど、おかげさまでPart1に続き殿堂入りさせていただくことができました。
いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
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はたけ - 待ってました！😭これからもこの調子で更新してくれると幸いです💗 (10月9日 17時) (
レス) @page43 id: 8c0f2cdea1 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - mizuiroさん» えぇありがとうございます😭😭長期休暇いただいてました。今年もよろしくお願いします✨ (2023年1月2日 10時) (レス) id: 268531d015 (このIDを非表示/違反報告)
mizuiro(プロフ) - あけましておめでとうございます！更新待ってました...！ (2023年1月1日 23時) (レス) id: c168ba2284 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり - 未来さん» これからも楽しみにしてますね！一つ質問なのですが七木ちゃんメンバーで唯一北斗だけ君付けですがなんでですか？ストーリーとして読んでみたいです！🙏 (2022年4月20日 16時) (レス) id: 679a544487 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - おにぎりさん» えぇ！そんなに褒めていただいて嬉しい限りです！キュンキュン恋愛要素ゼロのギャグ小説でよければこれからもお願いします^ ^ (2022年4月17日 11時) (レス) id: 268531d015 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未来 | 作成日時：2021年10月25日 22時
