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虎探し?何の話だ。 ページ5

俺side

太宰に連れられ、可哀想な眼鏡と、俺と敦がやってきたのは、木造で、良い雰囲気の店。
さっそく敦はガツガツと茶漬けをかき込んでいる。

それを眺めながら、眼鏡に話しかけた。

『そういえばまだ自己紹介をしていなかったな。
 俺は千葉 葉月、22歳だ。好きに呼んでくれ。』
「嗚呼、俺は国木田 独歩だ。俺もこの唐変木も年はお前と同じだな。ところで千葉、お前はなにか頼まなくて良いのか?」
『(なんだかんだ良い奴だな…)いや、そこまで腹は減っていないから大丈夫だ。
すまないが、俺の分まで敦に食わせてやってくれ。』
「お前は常識人だな、コイツと違って!!ギロッ」
『まあまあ…』


その後は、3人の会話を聞きながら、窓の外のヨコハマの景色を見つめていた。

会話を聞きながら、1つの結論に辿り着いた時、


「葉月くん、葉月くん。」


名前を呼ばれた。

『太宰?どうしたんだ。』
「君にも、虎探しを手伝って欲しいんだけれど。」
『何故だ。』
「君が警察官だからだよ。」
『そうか。なあ、その虎、そのままだと人に危害が加わるか?』
「まあ、虎だからねえ。加わるんじゃ無いかい?」
『そうか。なら、報酬は要らないが、俺も協力してさせてもらおう。警察官としてな。』
「じゃあ2人ともついておいで。あっ、国木田くんはここの払いヨロシク〜」
「ん、このメモは…って待て!だざぁぁあい!!!」

『おい、良いのか?国木田は。』
「良いの良いの。」
(報酬に釣られてしまった…この人達、本当に大丈夫かなぁ?)

やっぱりお前だったんだな。→←怒りすぎて眼鏡割れそう。


ラッキーカラー

あずきいろ


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ミカン酢 - コメントお待ちしてます!出来れば評価もよろしくお願いします^ ^ (2022年1月11日 23時) (レス) id: 2555c2f634 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミカン酢 | 作成日時:2022年1月7日 6時

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