5 ページ5
.
Aから返ってくる返事はいつも一緒やから、理由なんて聞かんでも分かってるはずやのに、いつも不満そうにサークルに顔を出さへんワケを聞こうとする大吾。
Aは試験とか簡単に取れる単位の情報を貰うために、規模が大きめのサークルにとりあえず入っただけで、フットサルはもちろん、マネージャーをするつもりも元々なかった。
どれだけAを誘っても年に2回くらいしか顔を出さへんことも分かってるはずやのに、何回もAを誘うのは、大吾なりの理由があるんやろう。
その理由は多分大吾がAを想ってるからで、これは予想やけど、きっとAも大吾の気持ちに気付いてる。
大吾は隠してるつもりかもしれへんけど、2年も一緒におればなあ?
明らかに他の女の子とAに対する接し方が違うから、これに関しては気付かん方が難しい。
「正門もなんとか言ったってや」
「いやー、Aが来たいときに来ればええんちゃう?」
『ほら、正門は大吾とはちゃうのー』
一歩間違えたらにめちゃくちゃなりそうな、でもこの楽しい空間を手放したくないが故にきっと誰も間違えた選択をすることはないやろうと全員が思えてる、そんな絶妙なバランスを保ちながら俺らは一緒に過ごしてる。
でもまずAが大吾でも俺でもないアイツを好きでいる限り、そんな間違いは起きることもないやろう。
俺も大吾も、今目の前で運ばれてきた料理を食べながら楽しそうに笑うAが大事なんやから。
.
はじめまして、作者のピッコです
もしもし、もしも をお読みいただきありがとうございます!
早速たくさんの方からお気に入り登録をしていただいて嬉しいかぎりです!ありがとうございます!
お手間かと思いますが、もしよろしければ評価の方もお願いいたします
最後までお楽しみいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします!
228人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Aぇ!group」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ピッコ | 作成日時:2020年5月9日 17時