悪魔に売られるなんて不幸すぎる

40魔 ページ41

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『ﾊｧ…ﾊｧ……こ、ここなら……！』


来たのは、屋上。
ここに来た理由、それは…………


『た………助けてください！！！初会話がこれはなのは、大変申し訳ないのですが、その、たっ、助けてください………！！匿ってください…………ソイくん！！』


只今、土下座中。
魔界にも、土下座ってあるのかな………って、そんなことはどうでもいいわい！


……てか、無反応。
ここにいるのは、わかる。絶対にいるはずだ。


『あの……今、ゾムくんという方と爆弾ゲームっていうのやってて……見つかったらその爆弾が回ってきて、ドーンっと爆発しちゃうみたいで………死ぬかもしれなくて……』
｢えっ｣


スゥ…と姿が露になる。
やっぱりいた…！


『きゅ、急にごめんね！あ、あのね！ソイく｢ちょっと待って。ほんとに待って。え？ちょっと、え？どういうこと？え？爆弾ゲームってなに？ドーンッと爆発？え？それやばくない？え？てか待って？ちょっ、待ってって言い過ぎだね…じゃなくて、なんでここに僕が居ることわかったの？え？ていうかソイくんって何？え？初めて家族以外に名前呼ばれたんだけど。え？なんでその初めてがAさんなの？あ、いや別に嫌っていうわけじゃないよ？むしろ嬉しいっ言うか。かわいい女の子に呼ばれるならテンション上がるって言うかって待って？今のは忘れて。いや全部忘れてほしい｣…………ん？』



ん？？？？


『……えっ、ちょ』


ソイくん…………凄い喋るじゃん


え、てか待って？いま家族以外に初めて名前で呼ばれたっていった？もしかして、ソイって名前……！？まって、それだとリードくんとかシャオロンくんとかも、名前…に、なる……？(今更)


ﾌﾟﾙｿﾝ｢ってことだから｣


『あ、ちょ！？待って待って待って…！』


ﾌﾟﾙｿﾝ｢ちょ、｣


スゥ…と姿を消そうとしたソイくんの腕をを引っ張った。その衝動で、尻もちを付かせてしまった。


『た、助けて…ほしい、の……
め、迷惑なことはわかってる………。でも……私まだ、死にたくないの……。爆発には、絶対巻き込まない……から………それにちゃんとお礼、もする……だから今は匿って欲しい、の…だ、だめかな？』



ﾌﾟﾙｿﾝ｢……………わかった｣


『えっ、ほ、本当……？いいの…？あっ、ありがとう……えと、あの……詳しいことは、ちゃんと後で話すから』

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