狗巻くんが大好きな女の子のお話のその後

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狗巻side

今日、Aと恵が2人で任務に行くと聞いて、少し不安になった…というか、心配だった。



行く相手は恵だから「先輩なんだから頑張らないと」でも思って、無茶するんじゃないかって思うと…………。



「棘、ソワソワしすぎ。
そんなに、Aが心配か？」



狗巻「……しゃけ」



隣にいる、パンダが呆れたように言う。



パンダ「まぁ、心配なのは分かるけどさ。」



狗巻「……高菜、明太子」



パンダ「いや、辞めとけって。」



迎えに行く、と言うと止められた。



パンダ「恵が困るだろ。
迎えるなら、学校の門にしとけ」



狗巻「……おかか」



パンダ「……あーあ、行っちゃった」



やっぱり心配だ。
何があるか分からない。どんな任務かは知らないけど、2人共動けなくなってたりしたら大変だ。



門を出ようとした時



「あれ、狗巻先輩じゃん！ちわっす！」



『……しゃけ』



虎杖「あ、もしかして今から任務行くところだった！？」



狗巻「おかか」


ゆっくり首を振ると「よかった」とため息をついた。



虎杖「じゃあ、どっか行くんすか？」



狗巻「……明太子」



虎杖「…………えーっと、A先輩を迎えに行く…とか？」



まだ、悠仁は言ってることを完全に理解できてる訳では無いらしいけど、ノリでやってるみたい。




『しゃけしゃけ』



虎杖「まぁ、心配っすよね。彼女が、他の男と2人で任務なんて」



狗巻「…………」




確かに、そうだ。




狗巻「つ、つな…」




虎杖「あ、でも迎えには行かない方がいいんじゃないっすかね？なんとなくだけど」



悠仁まで…………



虎杖「俺も、伏黒のこと迎えに行こうと思ってたんすけど、嫌がるかなぁと思ってここで待つことにしたんすよねー。一緒に待とうよ、先輩」




こう、頼まれると断れない。




『……しゃけ』



2人の無事を祈って、悠仁と待つことにした。

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