狗巻くんが大好きな女の子のお話

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次の日＿＿＿＿＿＿＿




待ちに待っていた日曜日。
……ま、もう予定なくなったんだけどね。




昨日、あれから私はまた逃げてしまった。
沈黙が続き、耐えれなかった。
別に、狗巻くんに何か言って欲しかったわけじゃない。私だって、何も言えなかったし。



『……………………はあ、』




「…………おい、A」




『真希………どうかした？』



禪院「どうかしたじゃねぇだろ。
お前、本当に良かったのかよ」



『…………うん。
私が、口出ししていい問題じゃないから』




禪院「思ったこと、言ってないのかよ」




『言ってないよ。
……困らせたく、ないから。』





禪院｢……ったく。棘も棘だよなぁ。｣




……今頃、狗巻くんはお見合い中かな？
きっと、上手くいってるんだろうなぁ
きっと、キレイで優しくて上品なひとなんだろうなぁ。



『…ねえ、真希！せっかく買った新しい服着たいからさ、今から出かけない？』



禪院「……悪いけど、午後から悟に呼ばれてんだよ。パンダでも誘え」



『パンダかぁ〜。付き合ってくれるかなー』



禪院「……悪いな、A。」




『え…？』




少し、悲しそうな表情をした真希。
……真希のそんな顔、見たくないよ。



禪院「…その変わり、パンダ呼んできてやるからさ。」



そう言って、寮の方へ真希は行ってしまった。




その10分後くらいに、パンダがダラダラしながら来てくれた。

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