狗巻くんが大好きな女の子のお話

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狗巻 side


Aが、憂太の部屋に入るを見てしまった。
2人は、去年からよく話してる所を見てたけど、部屋を行き来する程、仲良かったんだ。


…僕は、ないのに。



今日だって、会うのが少し気まずかった。
だからか、真希にも指摘された。
指摘された上に、お前も早く素直になれと言われた。
……素直になるは、別の話だと思ったけど、そういう訳にはいかないらしい。



狗巻｢…………ツナ｣



……憂太と帰ってきた時の、Aは楽しそうだった。今日、初めて笑った顔を見たかもしれない。前までだったら、よく見てたけど…なんか、いつもと違った気がした。



Aは、もしかして憂太のこと……？




狗巻｢……………｣





自然と、足が憂太の部屋に向かった。
そして、そのままドアをノックした。




案の定、中にはAもいた。



何でいるのかと聞いたら、Aから話を聞いていた。らしい。
……相談に乗ってたんだろう。前も、よく相談していたところを見てたし。なんの話かは、わからないけど。




狗巻「………………ツナマヨ」



部屋の中に入り、Aの所に行って腕を引っ張った。




『えっ、』




狗巻「…いくら」




乙骨「うん、ごゆっくり！」



『え、ちょ！？憂太！？
狗巻くん、借りるねってどういうこと！？』



狗巻「ツナツナ」



憂太は｢頑張って｣とニコニコしながら、手を振った。
…ちょっと、恥ずかしいし、強引だけど許して欲しいな。




僕は、そのまま連れて行った

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