狗巻くんが大好きな女の子のお話

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『…そうだ！
高専まであと数分だけど、タピろうよ〜』




乙骨｢タピ…？あぁ、タピオカだね。
あれ、そんなに美味しいかなぁ…｣



『うーん、何か前までよく流行ってたじゃん？私は嫌いじゃないんだよねぇ』



乙骨｢まぁ、Aさんが言うなら飲もうかなぁ｣



じゃあ決まりだね。と頷き、その辺のタピオカ屋に足を運んだ。



ド平日だから、並ばずにも買えた。



憂太はミルクティーで、私は抹茶ミルクティー。



『写真撮ろうよ。真希に自慢してやる』



憂太｢はは、いいよ。後で僕にも送ってね｣



片手で持ち、手元だけを撮る。
…なんか、普通のJKって感じがするなぁ。




『…指輪、綺麗だね』




憂太の左指につけてある婚約指輪が光る




乙骨｢…でしょ？｣




なんか、ちょっと、いいなぁ…て。



乙骨｢Aさんも、きっと直ぐに付けることになるんじゃないかな｣




『えっ、いやいや、ないない…。まず、相手すらいないし…』



乙骨｢今はそうかもしれないけど、遠い話じゃないと思うよ｣



なんの根拠があって、そんなこと…




乙骨｢ほら、早く飲まなと高専着いちゃうよ｣



『やば！』

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