狗巻くんが大好きな女の子のお話

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『えっと……そ、そりゃあ良くない、よね。先生に祓ってもらうなんて…』



狗巻｢いくら｣



『え、そういう意味じゃない……？』



狗巻｢……明太子｣



『……そ、それは。たしかにそうだけど……！

だ、だって、しょうがないじゃん……！どうすればいいか分かんなかったの！！』


ごじょせんが来てなかったら、私は確かに死んでいた。
でも、それはもう覚悟の上だった。



狗巻｢すじこ｣



『だったら……狗巻くんだったらどうしてた？
狗巻くんは、優しいから絶対に私を見捨てたりはしない。これは狗巻くんに限らず、高専にいる人全員がそうだと思うけどさ、きっと私と同じことしてたんじゃないかな？』



まぁ、私みたいにあんな手荒にはしないと思うけど。
私に｢逃げろ｣っていう、怖くて恐ろしい呪いをかけるんでしょ。



狗巻｢………高菜｣




ほらやっぱり、そうでしょ？わかってるよ。




『……だからさ、許してよ。もう、あんな事しないからさ。あんな事にならないように、私強くなるからさ、』




少し重い身体を起き上がらせる。
あの時より大分マシになった。歩く位なら余裕だ。




『…ごめんね、狗巻くん。


私、行くね』



荷物を持ち、狗巻くんに背を向ける。




元々、私は任務終わったら違うところに泊まるって言ってたから問題ないよね？





『…また、学校でね』

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