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あれから、3時間は経っただろう。
多分、全部祓えた……はず


お互いに限界が近い。
……狗巻くんは、さっき以降私の前に立ち何度も祓ってくれた。


お互いに歩くのも大変なくらいだ。
…私より、狗巻くんの方が絶対辛いけど。



『……もう、大丈夫だよね。
外、出よっか』



首を縦に振る狗巻くんを確認する。
首に回っている腕と、若干寄りかかっている腰を支えゆっくりと出口に進む。



いつもなら、ヤバい近い可愛いかっこいい好き好きっなってるけど、今はそんな元気はない。



『もうすぐ、外だよ。がんばってね』



狗巻「しゃけ……」



微かに聞こえる狗巻くんの声。
無理して話さなくても大丈夫なのに。




『ほら、のど飴食べて。』



制服のポケットから取り出し袋をあけ、直ぐに食べれる状態にした。



渡したのど飴を、ゆっくりと口に入れた。
…あ、ちょっと嬉しそう。これ、狗巻くんが好きなやつだもんね、ちゃんと知ってるよ。




あと少しで出口_______てところで、後ろから凄い気配がした




勿論、狗巻くんも気づいたようで肩が揺れた。




『…………嘘、でしょ』



さっきまでとは桁違い。
多分準1級………いや、1級レベルだろう。




狗巻「…………、」



私の肩から、ゆっくり離れる狗巻くん。
…もう、フラフラじゃん



狗巻くんも、今飴は食べているものの…多分1級相手の呪霊に対等にできないと思う。自分に返ってくる確率が高い。
爆ぜろ、で向こうが爆ぜる可能性は高くないと思う。



……そう考えると、手段はひとつしかない。




『……狗巻くん』



立ち上がった狗巻くんの前に立つ。



狗巻「……?」





『ごめんね』




フラフラしてることを言い事に、思いっきり腕を引きそのまま扉を開け、外に突き出した。




狗巻「た、高菜!明太子!」



『……乱暴でごめんね』



もう、呪霊が真後ろに居るのは分かってる。だからこそだよ。



ドアを閉め、鍵を閉める。
廃墟のくせに、鍵閉めれるなん有能じゃん。





『…………動隷止从』




「ア゛……ア゛……」




多分、10秒後には私は死んじゃってるのかもなー。
あ、もしかしたら10秒もないかも。結構使いすぎたもんなー。効果薄れてるかも。5秒が限界かも





『……ゔっ、』




頭がズキッとした。





そのまま、私は意識を失った

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ひぃしゃま - !?ホヘッ (2021年1月8日 13時) (レス) id: 683c3ade44 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいゆい林檎(プロフ) - ひぃしゃまさん» ( 'ω')ヒェッ (2021年1月4日 16時) (レス) id: bbd08cc28f (このIDを非表示/違反報告)
ゆいゆい林檎(プロフ) - 【きさと】fuyuneko18さん» いえ、こちらこそすいません;;ありがとうございます、頑張ります (2021年1月4日 16時) (レス) id: bbd08cc28f (このIDを非表示/違反報告)
ゆいゆい林檎(プロフ) - しらたまさん» 嫌な予感は的中しましたでしょうか…() (2021年1月4日 16時) (レス) id: bbd08cc28f (このIDを非表示/違反報告)
ひぃしゃま - ほへっ(^.^)((( (2021年1月4日 12時) (レス) id: 683c3ade44 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆいゆい林檎 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2020年12月27日 23時

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