あの日の夏に戻れるのならば (ページ4)

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あの夏.04 ページ4

Aside

相手は10人……結構いるな。
それも、かなりガタイのいい大きい人。

『っ……みんな、下がってて』

通形｢A！無茶だ！｣

『大丈夫………だからみんなは逃げて……！』

｢へぇ…随分と、自信があるみたいだな｣

｢こんな小せぇやつに何ができんだよ！！……って、おい！動かねぇ！！なんでだ！？｣

｢俺も動かねぇ…！おい、なにをした！！｣

攻めてくる他の奴らの動きを止める。

…………あぁ、まずい。キャパオーバーしそう。

『は、はやく……3人とも逃げて……！
住民のみなさんも……今のうちに……！！！』

波動｢Aちゃんも逃げるんだよ！！｣

『私は……いいから……ちゃんと、合流するから……それより、プロを……』

天喰｢警察には……もう連絡をつけた。
だから直ぐに、プロが来る。だから、もう逃げ……｣

｢……お？動けんじゃん｣

『やばっ……』

一気に10人の動きを止めたせいで、1番目にとめた奴が解けた。

波動｢Aちゃん……！｣

｢お～っと、来てもらっちゃ～こまるな｣

波動｢ガラス……？｣

『……あなたの個性？』

そうさ、と笑う。

ねじれちゃんの前には透明な透き通ったガラスの壁が立ちふさがった

なので、こっちに来ることも出来ないし、私があっちに行くことも出来ない。

……つまりは閉じ込められた