あの日の夏に戻れるのならば (ページ3)

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あの夏.03 ページ3

天喰side
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声のした方へ向かうと、たくさんのヴィランがいた。

周りにはたくさんの住民。

A｢！！大変……！｣

『あっ……A……！』

波動｢Aちゃん！危ないよ！｣

A｢で、でも……！｣

まだ、仮免を取れていない俺たちは、個性を使って戦うことは出来ない。

A｢プロヒーローがまだ来てない！警察の人も来てない！なんとかしなきゃ！！｣

ヴィランは街を荒らし始めた。

通形｢でもここは、プロが来るのを待とう！
それに、俺たちはまだ1年！ここで、なにかするわけにも！｣

A｢…………街に、被害を及ぼさなければればいいんだね？｣

天喰｢！だ、だめだ……！｣

A｢………私の個性なら、街に、周り、被害を出さない｣

Aの個性…………それは、相手の個性の動きを止める個性。
あともうひとつ、毒の個性。髪から毒を出せる個性。伸ばせたり、縮めたりできるらしい。

A｢……たぶん、こんな状況だ。
ヒーローにも警察にも、ヴィランが出たことなんて伝わっていない｣

ドンッッ

ガッシャァァァァァァン

A｢だから……私が、ヴィランたちの動きを止める。
その間に、3人はプロを呼んで！！！｣

波動｢こんなたくさんのヴィランの動きなんか止めたら、Aちゃんが…！｣

A｢私だって、ヒーロー志望だよ…！
大丈夫…！｣

『だ、だめだ……！危険、すぎる……！』

A｢だーいじょーうぶ！
動きを止めたら私もすぐに合流するから！』

波動｢でもっ……置いていくなんてでき｢危ない！！！！｣わっ｣

こっちに気づいたヴィランが俺たちを…………攻めてきた