『身長の話はタブーと言ったはずだ！』

25cm ページ27

0.3秒差から0.5秒のさに変えました！sorry!!
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金田一side


移動教室の帰り花川先輩を見つけた



『あれ？花川先輩？』



A｢……ん？
あ……金田一くん｣



『それなんっすか？』



先輩の手にはでかいダンボール



A｢さぁ〜？持っていけって言われた｣



『だ、大丈夫っすか？持てますか？』



A｢うん。重いけど、力にな自身あるからね〜。
ち、な、み、に、はじめと腕相撲互角だよ｣



嘘ですよね？



金田一｢いやいや……冗談は身長だけにしてください｣



A｢身長の話はタブーだよ？｣



と、すごい笑顔でニコッとした
目が笑ってなかったかららすぐに謝った



『でも、手伝いますよ』



｢選手にはそんなことできませーん｣



ほんのに頑固だ。この人。




『今は選手ではなく、1人の後輩としてなので。』




そういって、先輩からダンボールを奪う




……え、これ重くね？




『んー……じゃあ、お願いしよっかな』




はい！と笑顔で答えたものの……




こんなのよく持てたな、あの先輩



A｢そうそう、私ねーさっきまで体育だったんだよ！｣



『いや…まぁそうでしょうね。ジャージですし』



A｢おー。さすが金田一少年！鋭いね〜｣




なんてケラケラしながら俺の隣を歩く




『いや、見れば誰でもわかりますよ』



A｢たしかにね。
それでね、聞いてよ。50m走、いっちゃんに負けた〜！｣



『えっと……松川先輩ですか？同じクラスなんですね』



A｢そうだよ。
因みに、いっちゃんが6.7秒で、私が7.2｣



『え……早くないですか？』



A｢いや、去年は7秒ジャストだった｣



『あ、そうなんですね』



『シャトルランを130やり終わってからすぐ50mだったから、疲れが残ってたのかも』



それでも女子の方では早いんじゃ……




『花川先輩、運動もできるんですね……勉強できるのは聞いてましたが』



A｢運動は、走ることしかできないよー。
球技はあまり得意じゃない｣



……いや、嘘ですねこれ



A｢ていうか、花川先輩って嫌だから、名前で呼んで｣



『え……』




A｢名前で呼んでよ。A先輩でも、Aさんでも、Aちゃんでもいいから｣




『……なら、Aさんで』



うん！と(今の中で)1番の笑顔を見けてくれた




あぁ……これは先輩が気にするのもわかります

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