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Aside


『た…ただいま』



赤葦「お邪魔します」



『部屋、覚えてるよね。先行ってて』



赤葦「うん。わかった」



…行ったね



なんで今日限って、お母さんもお父さんもお姉ちゃんもいるのだろうか



リビングに行くと不快そうな顔をしていた



母「誰か呼んだの?」




姉「もしかして、またあの男?」



『……関係ないじゃん』



父「お前なぁ、麗華の問いかけには真面目に答えろって言ってんだろ!!」



『…………』


父「何無言になってんだ?あ?」




そう言って胸ぐらを思いっきり掴む




『ぃたい……はな、して…』




父「あぁ?んだって!?」



パシンっという音が部屋に響く



母と姉はそれを笑いながら見下す



母「もぉ、地面に手つかないで汚らしい」



姉「そうそう、汚い体で倒れないでよ」



そう言って3人は笑う




『……っ、』



姉「ていうかさぁ、私たちいまからご飯食べに行くから、お留守番よろしく」



母「麗華は、あんたと違って頭いいんだから。今日だって、試験で3位以内に入ってんだから」



父「それのお祝いだ」



姉「お母さん!私、欲しいものあるんだ〜!」



母「いいわよ、今日はたくさんお金あるから」



『!!ちょっとまって……それ私の通帳!!なんで持ってんの……!?』



母「はァ?あんたみたいな奴に、お金なんてもったいないわよ」



姉「豚に真珠ってやつよ。
あ、馬鹿なあんたこの意味なんてわかるわけないかー!はははははは」



『…返してよ、私がバイトして稼いだお金なんだから……』



母「今日はこのお金で、麗華のお祝いして、好きな物な〜んでも買ってあげる」



姉「やったー!お母さんありがとう!」



『返してよ!!私の!!!』




母「うるさいわね!!!」




あぁ…また




頬が痛い





……そう言って3人は、家を出た




もう、嫌だ……

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伊音(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます!!頑張ります!! (2019年1月8日 12時) (レス) id: 1426a0c3d0 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - すごく面白いです!更新頑張って下さい! (2019年1月8日 3時) (レス) id: 32fd0a93a6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆいゆい林檎 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年12月9日 15時

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