☆☆変わり者☆☆ (ページ20)

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赤葦side

西谷さん……若干震えてる？気のせい？

いや、それはない。

1｢偶然だね～！赤葦くん！｣

2｢何飲んでるのぉ～？｣

3｢2人できたの？｣

……何だこの人達。

『……あ、赤葦……私かえ、る』

赤葦｢え、西谷さん！？｣

『抹茶ラテご馳走さま！』

4｢赤葦くんどこいくの？｣

5｢一緒に話そうよ！｣

赤葦｢……俺も帰ってもいい？｣

1｢えーどうして？｣

2｢西谷さん帰ったんだしぃ、別にいいじゃぁん｣

……もしかして、

赤葦｢……ねぇ1つ聞いてもいい？｣

2｢なにぃ？｣

赤葦｢金曜日の放課後さ、学校おわって〝すぐ〟何してた？｣

女子｢｢…………｣｣

この反応は、そうかも。

赤葦｢もしかして、西谷さんの髪の毛の件だったり、濡れてたりしてたのって…関係ある？｣

3｢……なんのこと？わかんない｣

4｢うんうん、あたし部活だったもん｣

……嘘が下手なんだよな。

赤葦｢それが本当だったら別にいいけど

嘘だったら許さないよ｣

2｢小夜のこと……疑ってるのぉ？｣

泣き真似？やめてほしい。

赤葦｢……ごめんけど、西谷さんの反応見てれば、君たちがやったってことくらい分かるから｣

1｢はっ……？もしかして、赤葦くんあいつのこと好きなの？｣

赤葦｢うん。そうだけど？｣

4｢えっ、やめときなよ。あんな奴。｣

赤葦｢俺な好きな人くらい俺に決めさせてよ。
別に君たちには関係ないことだよね｣

5｢そ、それは……｣

1｢だってアイツ、相当性格悪いよ？いつも1人だし、ゲームしてるし、根暗じゃん。｣

赤葦｢西谷さん、君たちが思ってるほど性格悪くないよ。
それに、性格悪いのは君たちの方だと思うんだけど｣

赤葦｢集団で1人の女の子を囲んでいじめさ。
学校が知れば……大問題になるよ｣

女子達｢｢っ…………｣｣

赤葦｢そういうタイプって俺嫌いなんだよね｣

そう言って、コッブをもって立ち上がる。

1｢あ、赤葦く……｣

『ごめんけど、学校以外で話しかけないで。
まぁ、学校でもなるべく話しかけないでほしいけど』

じゃあ、そう言って店から出た。

……さて、西谷さんを探しに行きますか。