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Aside


『んー!仕事終わりー!』



「Aちゃん終わったの?お疲れ様」



『はい!お先失礼しますね!』



「はーい、お疲れ様」



お疲れ様です、と残っている人に伝え部屋から出た。



今日は、色々と大変だったな、なんて思いながら歩いてると、壁に寄りかかっている見慣れた姿がいた。



「やぁ、A。今おわり?」



『…今日はやけに会うね、愛染くん』


愛染「運命かもね」
『何か用?』



愛染「連れないね。まぁいいけど。

………あまり上手くいってないみたいだね」



『当たり前…じゃん。まだ始めたばっかだし、全然これからだし。』



愛染「ふーん…本当は、気づかれなくて悲しいんじゃないの?」



『別に………気づかれなくて当然だし。愛染くんが、異常なだけ』



愛染「酷いなぁ……。でも、言わないんだ、明謙に。」



『…やだよ、笑われるもん。
だってそうでしょ?好きでもない奴に、君のためにダイエットしてる、なんて言われても』



愛染「そうかな?俺は嬉しいけどな、自分のために頑張ってくれてるなんて」



『愛染くんは、でしょ。
……きっと、明謙はちがう。』



愛染「明謙は、笑いなんてしないと思うけど?もちろん、嫌がりもね」



『なんでそんなことわかるの?』



愛染「まぁ…男の勘ってやつ?
…まぁ、Aがこのままでいいなら何も言わないけど…………何か変えたいなら行動で示さないと」




『………………』




愛染「……じゃあ、俺は帰るね。
迎えが来てるみたいだからね」



迎え…………?



「……A」



『あか…………ね、』



振り向いた頃には、もう愛染くんはいなかった



不動「……A、大事な話があるんだ」

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空麦 - 面白かったです! (2019年10月6日 2時) (レス) id: c4e2515f38 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆいゆい林檎 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年6月5日 0時

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